「誰なの」姫乃樹さんが口を開いた
「パパ、いいのストーカー姉さんに知られても」村松さんは私を見つめた
「ここまで来たら仕方ない、聞かせてくれないか」私の言葉に少女はゆっくりと深呼吸をした。
「あなたの奥さん、つまりまさと君のお母さん」察しはついていたがいざその言葉を聞くとショックは大きかった
ありふれた日常が一瞬にして崩れた…
「それって、近親…」
「空気読めよヴァージン姉さん」少女はチョイポチャ女性を睨んだ
「ごめんなさい」姫乃樹さんは小さな声で謝った。
「いいんだ、私が悪いんだから」私はうなだれて口唇を噛んだ
「田川課長」姫乃樹さんが私の背中に手を当てた
「パパの奥さん、エッチっぽい身体してるし、まあまあ美人だから、高校生や中学生はすぐに夢中になっちゃうかもね」目の前の女子高生がボソッと言った
「もしかして、ひろきもなのか!」私は声を荒げていた
「課長」姫乃樹さんが私の背中を撫でながら身体を密着させた。私が暴れ出したら必死に押さえる覚悟なのだろう。
「だって、同じ屋根のしただもん。わかっちゃうでしょ。パパももしかして心当たりあるの」
「ああ」私は昨夜の出来事を話した
「何年奥さんとしてないの」
「三年かな」
「それじゃ仕方ないよ、あたしなんか1か月してないだけでおかしくなりそうだもん」
「そうなの」場違いなくらい真剣に質問する姫乃樹さんに場の雰囲気が和んだ
「姉さん、やっぱりヴァージンなんだ」
「もう、それは言わないで」素直な返答に村松さんが微笑んだ
「あたしたち3人、気が合いそうだね」天使の微笑みが戻り、私の心も和んだ。だが、最大の問題が我が家には残っていた
「ねえ、姉さん、今からパパに抱いてもらったら」
「えっ、そんな、何言ってるの、ねえ、課長、わたしはかまわないんですけど…」上目遣いで私を見つめる姫乃樹さん。
「・・・」私は返答に困っていた
「パパ、悩んでても仕方ないよ、来週また3人で会って、どうなったか聞かせて。ふたりのことも、まさと君があたしの元にもどってくるかも。結果が出なかったらパパに満足させてもらうから」いたずらな笑みを浮かべる少女
「ダメ、絶対」姫乃樹さんが私の腕を抱え、ぴたりと密着した。大きなバストの感覚が腕に伝わった
「わかったわ、姉さんの気持ち、受け止めてあげて、パパ」
「それは、その」
「パパ、ここでキスくらいしてあげなよ」
「やだ、きょうこったら」姫乃樹さんは真っ赤になった
「もしかして、キスもまだしたことないの」
「だって、その、でも猫ちゃんと練習とかはしてるよ」
「もうじれったい、早くしなよ、しないならあたしがしちゃうよ」
「だからダメ、課長への思いは誰にも負けないんだから、入社してから10年ずっと課長を思ってたんだから~」
「だったら早く、パパも、せっかく姉さんが熱い思いを打ち明けたんだから」
「ああ、そうだね、ありがとう姫乃樹くん、君の気持ちとても嬉しいよ」
「敬之さん」チョイポチャの可愛い女性は目を閉じた。私は天使のような女子高生が見守る前で、キスをした…
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