翌朝、私は舞香のベッドで目覚めた、ダブルベッドにおそろいの二つの枕、私がこの部屋に来ることを前提に準備された部屋の備品たち。
「ノンさま」何やら寝言を言っている舞香
「おはよう、舞香」
「おはようございます、ノンさま、っえ、ノン、いや敬之さん、あら、わたし、何か言ってました?」
「ノンさま、とか寝言のようだったけど」
「いや~、ごめんなさい、もうしません」舞香は顔を真っ赤にそめた
「どうした、体調悪いのか、どこか痛むのか」私は健康的な舞香の横顔を覗き込んだ
「ごめんなさい、ノンさまって、わたしがいつも一人の時に敬之さんを想像して呼んでいたんです」
「そうだったのか、私のあだ名ってわけか、で、どんな想像してたのかな」
「・・・」舞香は口をつぐんだ
「どうした」
「はい、その、ひとりで気持ち良くなる時に、いつもノンさまがわたしの全身を舐めてくれるんです。さっきも夢で、ノンさまに愛撫されていたの」舞香は枕で顔を覆った
「素直なんだね、君は」私は舞香を押し倒した
「あん、ダメ、ノンさま、そんな」
「いいだろ、舞香、君の全身を愛撫したいんだ」
「ああん、嬉しい、ノンさま~」私は少しのせられた感があったが、薄明かりがさす寝室で舞香を全裸にして、そのFカップの乳房を揉みながら、全身を愛撫した
「あん、ノンさま、ずっと想像していたのと同じ、ああん、素敵、すごく気持ちいい、ああ~ノンさま」妄想と現実がリンクして舞香はすぐに絶頂を迎えた
「ズルい~、朝から、気持ち良くして」朝食を食べながら舞香は甘えてきた
「君がいつもの妄想をかたるからだよ」
「それじゃ、もっと妄想を語ればいろいろしてくれる~」
「こら、調子にのるな」私は張りのある舞香の頬を軽くつねった
「これが日常になればいいのに」舞香がつぶやいた
「なるかもしれないね」私の抱える最大の問題、妻から息子を引き離し、きょうこに引き渡すことが出来るのだろうか
「奥さんときょうこのこと考えてる?」
「ああ」
「いくつか選択肢があるかも。傷つく人を最小にする方法があるわ」舞香の表情が変わった
「教えてくれないか、私には最善の方法が思い浮かばない」
「敬之さん、あなたは家庭を守りたいのが第一でしょ。息子さんたちを傷つけずに家庭を守るには、静観するのが一番だと思います」
「知らないふりをするのか」
「それでもいいし、奥さんだけには告げる。そして上手い理由をみつけて家を出てはどうですか」
「なるほど、きょうこのほうはどうすればいいかな」
「彼女の要求は、まさと君か敬之さんです。敬之さんが彼女を満足させてあげるのが最善の方法だと思います」
「舞香、君はそれでいいのか」
「わたしは、敬之さんとこうやって一緒に過ごしてくれる時間を作ってくれるなら、少しの間、きょうこと過ごしても耐えます。今まで10年間ずっと耐えてきたんですから」
「舞香」私は舞香を抱き寄せた
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