青く黒い経験 9
(7が2つになっていました失礼しました。)
ぎこちなく 幼稚な 裸の3人が『ジャレあって』いた。が、結局この日も根岸と『繋がる』ことはなかった。
ただ たぬ子との2回目、それは幾らか進歩した。フェラ クンニ 69、青く ぎこちない それだったが 俺が『2発目』という事も手伝ってか『ピストン』らしい事も たぬ子は受け入れてくれた。初めてコンドームを装け、たぬ子の中で果てた。
結局 根岸は『卒業』出来ないまま 夏休みが終わった。
たぬ子との3回目も、2学期が始まり なかなか 思う様にならなかった。
たぬ子との3回目が出来たのは クリスマス、家でクリスマスパーティーをすると 親に言ってはあったが、たぬ子だけが根岸よりも早く家きた その時だった。
たぬ子は 素知らぬ顔で家に戻り、根岸と一緒に出直してきた。
たぬ子にしてみれば 初めての 根岸との秘密 だったらしい。
年が開けたら受験、この中学校の多くは 地元の高校を受ける。普通科と商業 2校あったが、商業は受験区内で2校だけとあって人気だがあって 倍率もそれなりに高かった、『同じ点数なら地元が受かる』と噂の普通科の高校を3人とも受ける事にしていた。
が!根岸は 担任からも進路指導の先生からも その高校でさえ『不安視』されていた。
なので、都内の私立『名前を書いて 入学金を納めれば…』と言われていた所を『滑り止め』で受けるのだと言っていた。
そんな事もあってか、最近の根岸は 傍目にも『ピリピリ』しているのが分かった。
たぬ子とも 少し ギクシャクしている様に見えた。だからと言って たぬ子1人を家に迎える訳にもいかず 根岸を騙す結果になってしまった事を たぬ子は悔やんでいた。
3月 第1日曜日、合格発表。
先生方の予想通り 根岸は落ちてしまった。
俺もたぬ子も 慰める言葉を見つけられずに、3人で 肩を落として帰った。
卒業式がおわった。
春休み、3人3様に 入学準備を終えた頃、根岸から電話があった、たぬ子と2人で遊びに来ると言う。
1人だけ違う高校 それも吹っ切れた と言っていた。
夏休みの様に 2人で スーパーの袋を下げて、たぬ子と根岸が やってきた。
「…吹っ切れたなんて嘘なの」
「淋しいし、怖いし、… …」
突然 根岸が話しだした。
たぬ子と俺は顔を見合わせた。
た 「怖いって?」
根 「いじめ とか、ほら 皆な私みたいなさ(勉強)出来ない人達とか 悪い(ヤンキー)人達とか多いみたいだし」
「それに バスと電車だし、誰かが何処っかでカツアゲされたとか、それに痴漢とか…」
「どうせ痴漢とか されちゃうんなら その前に…、とか考えちゃつてて…」
た 「そんな、そんなの考えすぎだよ」
俺 「そうだよ、そんなのダメだよ。その…、『痴漢』される前に俺と…って事だろ?、そんなのダメだって」
「考えてみろよ、確かに知らない所は怖いかもしんないけどさ、何だ?広がるんだろ? 行動半径っていうかさ、『世界が広がる』って事だろ?それって。俺よりもっと…、って奴が居たらどうすんだよ?、後悔すんだろ そん時、『あの時 勢いでしちゃって…』ってさ、だろ?、後悔しねぇか?根岸」
た 「そうだよ、良くないよ そんなの。山根くんの事 一人占めしたい とか そんなんじゃないよ、まぁちゃん 約束破った事になんか なんないし、良くないって やけになんかなっちゃ、ね?」
「もしさ、もしそぅなら また遊びに来れば良いじゃない?、夏休みとか。私だってさ そうそう遊びになんか来れなくなるんだよ まぁちゃんが居なかったら、山根くんちだって 入れてくれないだろうし 私1人じゃ。だからね、焦っちゃダメだって、ね まぁちゃん」
根 「でもさ、最近 山根くん『綿貫』って」
俺 「…だから それは 親がさぁ」
たぬ子と根岸は2人して 大粒の涙を溢していた。3人の『中学3年』が終わった。
勝手な事ですが 今度はノンジャンルではなく『…人妻…』に移って続けよう と思ってます。
『門脇君子さん』が登場しますので…。
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