青く黒い経験 6
「ちょっと、本気なの幸ちゃん?」
「本気じゃないよね?。山根くんも 本気じゃないんでしょ?、ねぇ2人とも」
根岸が そぅ狼狽えている。
た 「本気だよ」
「私が先に山根くんとチューしちゃう、大人のやつ。山根くんのファーストキス まぁちゃんになんか あげない。良いよね?山根くん?」
そぅ言った たぬ子が 雑誌の様に俺の頬に手を添えて いきなり唇を押し当ててきた。
『痛かった』、それぞれの唇を それぞれの歯が押して『ガチン』といぅ様な そんな衝撃があった。その反動で根岸にもたれる様に倒れてしまった。
憧れて 思い描いていたファーストキスとは 随分違っていた。
たぬ子の舌が俺の唇に触れた。
それに応えようと俺も唇をひらいた。
たぬ子が更に押しつけてくる。
歯が『ガチガチ』と当たった。
たぬ子と俺の荒い鼻息と 『カチカチ』と当たる歯の音が 背伸びをするだけの 幼稚な俺には この上なく卑猥に聞こえていた。
歯が当たって『ガチガチ』と言うよりは、極度の緊張と興奮から、もっと ハッキリ言ってしまえば『ビビって』しまって たぬ子も俺も震えが止まらなかった。
根岸の事など てんで 眼中になかった。
たぬ子を押し戻し やっとのことで起きあがった。
たぬ子のTシャツの裾に両手を掛けると たぬ子は俺を見つめると 意を決した様に目を瞑り万歳をした。
Tシャツを脱がせると 抱き抱える様に たぬ子の背中に両手を回した、が 外れない、初めての事 それ以上に手がブルブルと震えて 何処をどぅしたら良いのか分からない、焦りで一層手が震える。
その 震える俺の手を、同じように震える
たぬ子の手がつつんだ。
震えるその手で そっと俺の手を払った たぬ子が、自らブラをはずした。
そして 恥ずかしそぅに両手で隠した。
俺はあわててTシャツを脱ぎ捨てた。
たぬ子の両手を掴んで引いた。
たぬ子は 震えていた、が、抵抗はなかった。
初めて見た 女性の胸。
震えながら生唾を飲んだ。
たぬ子のスカートに手を掛けた、が 要領が分からない。
「恥ずかしぃ」
「一緒に…」
たぬ子が消え入りそぅな声で言った。
「あ、ああ」
俺は 精一杯 強がってみせた。
慌ててパンツごと短パンを脱いだ。
今にも爆発しそぅだった。
生まれたままの姿になった たぬ子は、左手で胸を 右手で股間を隠していた。
俺が たぬ子に手を伸ばすと、たぬ子はそのまま背中からベッドに倒れた。
ベッドに倒れた たぬ子に重なり、両足をこじあけて間に入った。
が、場所が分からない。
愛撫などとは程遠い、場所を確認する為の作業だった、が、初めて触れる女性のそこは 例え様もない程ヌルヌルしていた。
熱くカチカチになった勃起に手を添えて ヌルヌルを狙った。
じっと俺を見ていた たぬ子が目を瞑った。
俺は手を添えたまま ゆっくりと腰をだした。
「いっ…」
一瞬 たぬ子の顔が歪んだ様に見えた。
と、すぐに俺にしがみついてきた。
たぬ子がしがみつく その力は、俺が進むごとに強くなってくる。
大人がするはずの『舐め合う』など そんな余裕は有るはずもなかった。
目を強く瞑り クチを必死に結んで 俺にしがみついてくる たぬ子の中で、じっとしているのが 精一杯だった。
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