少し離れたドレッサーの前の椅子に私は座らされている。
鏡に女の姿が映っている。着衣のまま手首をネクタイで縛られ首の後ろに繋がれ、フレアスカートは膝上までまくり上げられ両脚の脛を椅子の脚へガウンの腰紐で固定されて顔を上気させた私
「辛いところは無い?」そう言いながら両方の乳首の周りを焦らしながら親指で撫でている
拘束されているのは手足だけではなく
緩めた木製のピンチで舌を挟まれて居て
痛みは無いものの、涎がブラウスに糸を引いて流れている
「ウフゥ‥ひゃわって‥(触って)」ちゃんと喋る事が出来ない
きっと舌を突き出したまま喋る顔はみっともないのだろうけど
周辺だけで乳首に刺激を貰えずにいじられ続けている
堪らなくて胸を突き上げて触って貰おうと腰を浮かして目で抗議する
「触ってるよ?」にこにこと眼鏡の奥の優しげな彼の目に浅ましく訴える私が映っている
「ひくひ(乳首)!ひゃわって!」
「せっかちだね?まだ時間はたっぷりでしょう?」と
人差し指と中指を涎を流している唇をこじ開け口の中をぐるりと唾を纏わせた
左の胸元には涎が流れて白いブラウスは透けて張り付いている、左の尖りを濡れた指がクルクルと撫でた
「クフゥン‥」求めていた快感で全身が震えてしまう
「気持ちいい?じゃあ、こっちはどう?」右の尖りの先っぽをカズキは人差し指の爪でカリカリと引っ掻く
「アッ、あはぁぁん」背骨を電気がはしるようで声が我慢出来ない
左はヌチヌチ撫で回され右はカリカリ引っかかれながら
「どっちが好き?」と耳もとで囁いてくる
「あはっ、くふん、ひぁん」思考に靄がかかって喘ぎ悶えて快感に浸っていると
カズキは「佳織さん、喘いでないで答えなよ」ギリッと両方の乳首を爪を立てて捻り上げた
「きヒッ!これ!これがいひぃっ!」
「あはは、これが、良いの?優しく紳士的に触って上げてるのにね」
アルミで出来たピンチに鎖が垂れ鈴の付いた物が二つドレッサーに乗っている
私が用意したものだ
乳首の濡れた片方へ挟まれた。キュッと潰される痛みと、片方の挟まれていない方の乳首に対して行われている逆にソフトに弄り回されている落差に上半身をわななかせると
チリチリと鈴が音を立てて相手を誘う
ピンチのバネはそこそこの強さで長い時間は耐えれそうも無いのだけれど
外してとねだるのも怖い、というのもピンチと言うのは外した瞬間が一番痛みが強いから。
止まっていた血液が巡りだす時が一番痛いのだ
外して欲しいが外されたくないジレンマ‥
知ってか知らずかカズキはチリチリと鳴る方を
無視して、平和な方を愉しそうに転がしている
痛みが麻痺して来た頃カズキは鎖をいきなり
本当に突然に引っ張った
バチン!ピンチが外れ「ギャッ」と叫ぶにも舌にもピンチが挟まれていたので叫ぶ事も出来ず体が跳ねた
「ヒッぐっ!いはい(痛い)いはい!」
痛みをほぐすように乳首を親指と人差し指で揉んだと思うとそこに爪を立てて押し潰しながら引き延ばて扱き上げる
痛いのか気持ち良いのか解らなくなる感覚が交錯して神経が焼き切れそう
「逆の乳首もしようか?」聞いてくる
首をふるふると振って拒否してみるけれど目を覗きこまれて
「本当に嫌なの?」と聴かれれば見越されたようなものだ
逆の胸を体を捩って差し出すのみ。
ただただ嬲られ身動き出来ずに喘ぐ
私の理想的ないたぶられ方ではある
爪を立てられしごかれた乳首がプックリと腫れ始め熱をもってジンジンと痛む
きっと、赤黒く腫れあがって恥ずかしい形になっているに違いない
躰と顔は涎と滲んだ汗だか涙だかでドロドロ
髪の毛が頬に張り付いている
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