ルイの部屋にいた。
久しぶりのルイの部屋だったが、相も変わらず意外に女の子らしい雰囲気はそのままだ。
「カナと別れたんだってね?」
「ああ、、知っていたんだ?」
「うん、まあね、、、どうして?、、、でもまあ理由は見当はつくけどね、、、」
「ふーん、、、そうか、、、」
「あの子、浮気したんでしょう?」
ルイは俺にだけには何でも思ったことを口にする。
辛辣なときもあるが、まあ概ね悪い気はしない。
それだけ俺を信頼してくれている証だと思っているからだ。
俺は黙って答えない。
「キツい言い方だけど、別れてわたしは良かったと思ってる、、、あの子、美人だけどモリシには合わないよ、、、」
「どうしてそう思う?」
「彼女、お姫様気質だもの、、、いつも自分はヒロインてヤツ、、、、、モリシだってそんなに本気じゃ無かったんでしょう?」
「相変わらず、鋭いねえ、、、」
学年で板橋と一二を争う成績のルイは頭がとにかく切れる。
せいぜい10番が限度の俺とは出来が違う。
「それで誰だったの、相手は?」
「ユズル、、、」
「へっ、、、最悪、、だ、、、、で、どうしたの?」
「ユズルとも縁をきった、、、」
「そうか、、、当然だよね、、、わたし、あいつのこと前から気に食わなかったんだ、、、、それで板橋は?」
「知らんし、わからん、、、」
「ふーん、何かさっき彼女、モリシに話がある感じだったよね?」
「そんなことないだろう、、、たまたまだよ、、、」
意味ありげにルイが見つめてくる。
「そうかな?ねえ、ところで昼のアレはなに?」
「アレってなんだよ?」
「1年の女の子達と一緒にいたでしょう?」
「ああ、あれか、、、お前、よく知ってるな、、、」
「モリシのことなら何でもね、、、」
「おお、こわい、こわい、、、あれは、、、、、」
セカイは昼休みの出来事を全て話した。
「ヘぇー、、、モリシ、モテてるねえ、、、」
「それはないな、、、ただの気まぐれだろう、、、」
「そうじゃないと思うけど、、、、それとちなみに、わたしもGカップだから、、、」
「聞いてねえし、、、そんなこと、、、」
大きいとは知っていたが、それほどとは思っていなかった。
少しドキッとしてしまう。
「またまた、、、本当は見たいクセに、、、」
「見たくないし、、、でも、、ないかも、、、、あっ、ゴメン、ヘンなこと言った、、、」
「いいよ、、、モリシになら見られてもいい、、かな?」
「いや、それダメでしょう。お前、彼氏いるじゃあないか、、、」
「わたしも、、、別れたんだ、、、」
そう、自分の本当の気持ちに気づいたから、、、、
「そうか、、、、お前、大丈夫なのか?」
すごく優しい目で心配そうにセカイが見つめてくれる。
そのぶっきら棒な言葉に思いやりを感じる。
モリシは本当に温かい。
その優しさに何度甘えてしまいたいと思ったことか、、、
ずっとガマンしてきた。
二人の関係が壊れてしまう気がして、自分の気持ちを抑え込んでいた。
でも今、二人を遮る障害は何も無い。
ルイは自分の気持ちを抑えることが、もう出来なかった。
「大丈夫じゃないかも、、、だからモリシに慰めて欲しい、、、モリシ、、、少しだけ、後ろを向いていて、、、」
いつにないルイの声の弱々しさに、セカイは黙って従った。
日詰の為だったら何でもしてやりたいと強く思う。
でもルイは何を求めているのだろう?
まさか、、、本気で、、、胸がドキドキし始めていた。
「いいよ、、、モリシ、わたしを見て、、、」
半ば予想していたが、そこには全裸のルイが立っていた。
今まで見たことがないほど、全てが美しかった。
大きな乳房が震えながら、誇らしげに前方に突き出していた。
形も抜群で、淡くキレイな色合いの大きめの乳輪の中心に小指の先程の乳首が可愛く佇んでいた。
細くくびれたウエストに、大きなよく持ち上がっているヒップ。
濃いめの陰毛がたまらなくエロい。
高校生離れした、まるで大人のような見事な躰だった。
「日詰、すごくキレイだ、、、」
思わず心の奥からの思いを口にしてしまう。
瞳を潤ませ、頬を染めたルイがすがりついてくる。
「モリシ、お願い、何も聞かないで、、、わたしを抱いて、、、わたしを拒まないで、、、」
拒むことなど出来るはずが無い。
心の奥にしまい込んでいた想いが爆発する。
「わかった。俺も日詰が欲しい、、、」
「ああっ、モリシ、、、キスして、、、」
つづく
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