「オイオイ、そろそろ名を名乗れよ、、、」
「わたし、ナナです、、、岡部ナナ、1の1クラスでーす、、、」
ずっと一人でしゃべっていた女の子の方だ。
160程の身長で細身の体型、髪はかなり短くボーイッシュな感じだが瞳の潤みの強い、かなりの美形だ。
「あの、、、わたし、柴ヒナタと言います、、、ナナと同じクラスです、、、」
はにかむようにもう一人が自己紹介をしてくれた。
背はナナよりも低めだが、髪はかなり長い。
こちらもかなりの美形だが、可愛いらしいタイプ。
編み込んだ髪型がとても似合っていて、彼女の魅力を更に引き立てていた。
それにとにかく胸が大きい。
太っていないのに胸が突き出していて、目が吸い寄せられてしまう。
ヒナタはセカイの視線に気付き、俯いてしまっていた。
頬を赤らめている。
「あっ、ごめん、、、セクハラだよな、、、もう見ないから、許してくれ、、、」
「見て下さい、、、」
今度はイタズラっ子のような表情で笑みを浮かべながら、ヒナタが話しかけてくる。
「えっ、、、」
「冗談です、、、でもGカップですよ、、、」
胸を突き出して自慢げに見せつけてくる。
この子達は一体何なんだ、、、
「ひえー、何言ってるの?、、、なんかオモロイね、君たちは、、、」
「そうですか?ああ、もう時間だよ、、、行こう、ヒナタ、、、セカイ先輩、じゃあまたね、、、」
二人は慌てて校舎に戻っていった。
その後ろ姿を見ながら、俺ってこんなにしゃべる男だったっけと不思議に思っていた。
つづく
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