体験型、潜入ロケ?
はい、今回は実際に営業をする外車ディーラーの受付をしていただきたいんですね。
心配はいらないと思います。お客さんにお茶を運んで、後はカウンターの内側に居ればいいだけなんで。
そんな訳がないことは薄々解っている。
問題はお客さんが実際に車の購入を考える、本物の素人だということだ。
やりきれるだろうか…。
衣装、もとい実際の制服が用意された。
白いシャツにベスト、膝上のタイトスカート。
本物の店舗のスタッフと朝礼を済ませ、カウンター内に陣取った。
一日限定の体験ロケだと、店舗側には伝えられている。足元には不測の事態に備えて、という名目でこちら側のスタッフが控えいた。
お客さんの来店に店舗のスタッフの対応が始まった。目配せを受けてお茶をテーブルまで運ぶ。
なんのことはなかった。
さすがに高級外車ディーラー、交渉は成立したようだ。お客さんが去ると、あわただしく店舗の中へと消える店舗スタッフ。次の来客に備えテーブルを綺麗にした。
二組の来店客がやって来た。そのうちの一人を認めるにつけ、足が止まってしまった。よりにもよって、知人だったのだ。
あれ、◯◯さん?
ああ、こんにちは。
今、ここなの?
ああ、頼まれて今日だけの仕事なんです。
そうなの。なんだか分からないけど、頑張り過ぎないでね。
有難うございます。
今、お茶をお持ちしますね。
脇の下に冷や汗が滲む。
早く帰ってくれることを願いながら、お茶を用意した。
20~30分が経過しただろうか。店舗スタッフが、知人との交渉に苦労している。そういえば金持ちを鼻にかけるところのある、あまり良い記憶のある人ではなかった。そして、かなりの助平でもあることを思い出していた。実際にお茶を運んでいくと、足を舐めるように見られて悪寒がしたものだ。
少しの合図も見逃さないよう見るともなく注視していると、目配せを受けた。お茶の交換しろということだ。嫌々ながらお茶を運び、苦労する店舗スタッフに同情しながら所定の位置に戻るった。
そんな時だった。
足元に控えていた、こちらのスタッフが足を擦ってきたのだ。
まだ若いスタッフだからか、目の前の興奮材料に思わず反応したのだと思った。回りに気づかれないようたしなめるが、本人に止める意思が見られない。見慣れぬ若いスタッフに気を使っていたのに、さすがに腹が立った。ふくらはぎから内腿へと這い上がる手を何度も払い、剥がし取った。どうにもしつこくて、ついに蹴飛ばしてしまった。
しまった、そう思った。
いくらなんでもやり過ぎたと思った。
だが、それが火をつけてしまったようだ。
一気にスカートをたくし上げ、大胆に顔を押しつけてきた。
目立つ訳にはいかない。
頭を押さえつけるくらいが精々で、どうにもならない。その間にパンストを破り、ショーツの脇から直接クンニを開始されていた。
ショーツと共に陰毛が引っ張られる痛みで動けない。
そして、甘い波が打ち寄せ始めてしまった。
真っ直ぐ立ってはいられなくなった。カウンターに手をついて、カウンターの縁にお腹を押しつけて凌ぐ。クリクリと舌先が敏感な所を回転を続けるにつけ、肩に力が入る。お尻に手が回ったと思ったら、ショーツもろともストッキングが引き下ろされてしまった。
こんな時に目配せの合図が来たら、迅速に行動出来ない。急いで足から抜き取ってもらった。
スカートを下げるが、また押し上げらる。
広げられた脚の間にスッポリと収まられてはなす術はない。お尻を抱えられて容赦のないクンニが始まった。
腰を左右に振って逃れようとするも、口が離れない。快感を通り越し痛みすらある。強烈な刺激に膝が笑い、腰が落ち始めた。
口が離れ、ホッとしたところで指が入ってきた。
脚の間で体を横に向け、指の腹をポイントに確実に当てていた。
膝に力が入らなくなってくる。
ハッとして、上目で知人を見た。
目が合った。
無理に微笑みを浮かべながら、自然に目を逸らす。カウンターの上に視線を落とし、何やら仕事をする振りをした。
快感に腰が自然に動く。
酸素が欲しい。
口呼吸しなければ追いつかない。
堪らない。
立っていられそうにない。
体を折り曲げカウンターに胸を押しつける。
…そして、ゆっくりと床に沈みこんでいった。
早めの昼休みが頂けた。
体調を気にしての配慮。
駐車場に停められたワゴン車で休憩中に、先方の担当者が話を聞こうとやってきた。
カーテンが引かれているので仕方なくノックする。
するとスライドドアが開くでもなく、窓が開く。
カーテンを掻き分けるように顔を覗かせるではないか。
無礼な態度だとは思ったが、胡散臭さに深入りをする気にもなれない。
体調はどうか、午後からの仕事は…
目を潤ませる女性に露骨な色気が漂っていた。
あっはい、大丈夫…です。
午後も…ンッ…頑張ります…
不自然に瞬きが多く、どこか卑猥な魅力に惹き付けられる。
時々、困ったような表情を浮かべ、作り笑顔のような違和感も感じる。
車内では…
顔に股がる女の秘部を舐め続ける男性スタッフ…もとい、AV男優が仕事をしていた。
逃げる腰をホールドをし、勃起したクリトリスにラストスパートをする。
外で会話をする男性担当者は、女が急に無言になったのでどうしたのかと思った。すると何度も機敏に体が動いたのだ。
大丈夫、ですか?
…………あっ、大丈夫、ですよ。
本当に?無理しなくても…
本当に大丈夫ですから……ンンッ!
車内では女の股から抜け出た男優が、後から貫いていた。
ヌ~ッチャッ…ヌ~ッチャッ…
男性担当者は、目の前の女の体が前後に揺れているように見えていた。
あれ…これは…
明らかに見せられている、そう思った。
ならば、気づかない振りをして最後はどんな顔をするのかを見届けやろう。
もう、会話どころではなくなっていた。
女は項垂れたまま体を揺らし続けているのだ。
髪に隠れた顔を覗いてみた。
目蓋を閉じて、開いた口からは荒い呼吸が聞こえてくる。
小さな呟きが女の口から溢れた。
駄目…もう…駄目…
間もなく痙攣が始まった。
男性スタッフは唖然として見つめていた。
女の頭がカーテンの奥に消えた。
すると、控えめにスライドドアが開く。
裸の男とショーツのない女がいた。
女の秘部からは精液が垂れ流れているではないか。
笑顔を浮かべる男が手招きをしている。
迷い後ずさり、欲求に負けて乗り込んでしまった。
女は羞恥し、顔を髪で隠している。
営みの臭いが車内に充満し、息が詰まる。
どうです、してみませんか?
AV男優の目は、勃起した男性スタッフの股間を見て言った。
いっ、いいんですか?
その代わり、今日のことは内緒にしてくださいね。
男性スタッフは頷くと、恐る恐る下半身を露にしていく。
促されてやっと動き出した女が男性スタッフに跨がると、ゆっくり腰を沈めていく。
…あぁ
思わず男性スタッフから声が漏れる。
羞恥することよりも欲求を追求することに貪欲になった女の腰が、動き始めた。
こんなにも気持ちのいいセックスは経験がなかった。
男性の頭の中は、これまで経験した女が走馬灯のように流れていく。だか、どの女よりも格段にいい。うねるように動き続ける腰、疲れを知らないように持続されては…
堪らず射精してしまった。
男性を見ると、黙って頷く。
女を仰向けに寝かせ、狂ったように打ちつけ始めた。
女の腰が迎えにくる、最高だった。
胸を晒け出し、むしゃぶりつく。
乳首が舌先でプルプルと弾んでは何度も起き上がる。
先程よりも絡みつきが強くなった気がした。
狭いとは感じなかったが、どうしたというのか。
こんな露骨な締めつくは経験がない。
堪らなかった。
女が髪を振り乱し、体を持ち上げんばかりに背中を反らし始めた。
喉を振り絞ったような低い唸り声が、女の口から漏れる。
頭を仰け反らせ白い喉を見せると、一段と締まりが強くなった。
鬼頭を包む辺りが妙な動きを始める。
こんなのは初めてだった。
だっ…駄目だ
思わず唸り声を上げていた。
女の中に、吸収されていく感覚に陥る。
追いすがるように絡みつく膣壁から脱出した。
ぽっかりと開いたままの穴からは、営みの残骸が流れ出てきていた。
これがこれっきりだなんて、名残惜しかった。
…あんた、センスあるね
男が笑いながらいった。
…どうお、ウチにきませんか?
男性担当者のスタッフは、ポカンと聞いていた。
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