誰かが体を揺さぶっている。
ふっと意識がもどった。
心配そうに結衣の顔を覗き込む、二人の中年女性の顔があった。
よかったぁ、大丈夫?
結衣:あっ、ちょっと逆上せちゃったみたいです。、横になってたら気持ちよくって…あれ、寝ちゃってたのかしら。
ほんとに大丈夫なのね?
結衣:はい、御心配おかけしました、何でもありませんから。
そう言うと結衣は、その場をそそくさと後にした。
疲労が残る体を動かし、少しフラつきながら部屋まで歩を進めた。
楽しい時間というものは、流れるのが早い。
テーブルには豪華な夕食が並んでいた。学生時代に戻ったようにはしゃぎ、料理を二人で楽しんだ。
アルコールが入ったからか疲労も手伝って、睡魔が体を包み始める。
結衣は先に布団の中に入らせてもらった。友達は少し不満そうだったが、美味しい地酒を全て飲み干すと、四つん這いでなんとか布団に辿り着く有り様だった。
どれ程の時間が経ったのか。とろけるような感覚が、結衣を現実に引き戻そうとしていた。
寝返りも打たない布団の中で、浴衣が不自然にはだける。乳房がまるで人の手でわし掴みにしたように変型し、クネクネと動く勃起した乳首からは、甘い快感が水面をうねりが広がり拡散していく。ショーツが引きずり下げられ、勝手に脚がV字に開いた。布団の中にはピチャッピチャッとした音が鳴る。
女であれば無視しようのない快感。
ンッ…ンッンッ…
膝が持ち上がる。
圧迫感がくる。
…クッッ…ハァ~
体が上下にゆっくりと揺れ始め、泉が湧くように内側からは濃密な快感が溢れ始めた。
ハァ~ハァ~アッアァ~ハア~ァ~…
うなされているかのように頭を左右にする結衣。
相手の動きに合わせるように、結衣も迎え入れるように腰が動く。
ヌ~チャッ、ヌ~チャッ、ヌ~チャッ………
まるで結衣を労るかのように、優しく続けられるスローピストン。
奥に到達する度に、どうしようもなく高まっていく。
ハァ~ァ…アァ~ァ……ンンッァ~ァ…アァ……ハァァ~…
トン、トン、トン、トン
奥を叩かれる快感に体が歓喜し、結衣が自ら腰を持ち上げた。
ズリュッ、ズリュッ……ズリュッ!
激しい快感がボーダーラインを越えた。
腰を浮かせたまま小刻みに、そして激しい痙攣が始まり、ストンッと尻を落とした。
引き潮がゆっくり引いていくように沈み、深い眠りに落ちていった。
翌朝、友達からどんな夢を見ていたのかと聞かれてしまった。
うなされていたから起こそうと思った。でもその様子はまるで、セックスに酔っているかのようにエロチックだったと聞かされたのだ。本当のことは言えない。夢のことはよく覚えていないと答えるしかなかった。
鍵盤を叩く拙いメロディに目を細めていた。
…懐かしい。
ピアノの音色は久しく聞いていない結衣は、心のときを隠せないでいた。
「なあ~に、嬉しそうな顔しちゃって、懐かしいでしょ?」
自宅でピアノ教室を開いている友達の所へ、結衣はお邪魔していた。
今ピアノを演奏している中学生の男の子は、ここで何度か接していたので、顔見知りだ。思春期真っ盛りな彼は最初こそはぎこちない態度だったが、馴れてしまえば普通の男の子。結衣が子供の頃にピアノを習っていたことも共感を呼び、心を開くのが早かった。久しぶりに結衣の顔を見てはにかんだ笑顔を見せている。
「ねぇ結衣、済ませたい用事があるの。一時間で戻るからさ、その間をあんたが教えててよ、お願い!」
手を合わせて拝む友達と男の子を見比べると、いつもとは変わる環境を面白がっている。彼がそれでもいいならと引き受けることにした。
教えられるほどのことなどないことは、彼も理解している。彼よりも少しだけスキルがあるだけなのだ。取り合えず昔よく演奏していた曲を選んで弾いてみた。彼も好きな曲らしくて、「上手いじゃん」と、生意気な口を開いて目を輝かせ聴いていた。
そんな時だった。
ブラジャーの中で、乳房がわし掴みにされる感触に、体が硬直した。
(今は駄目、お願いだから)
必死に願い出た。
それでも聞き入れられる様子はなく、下着の内側では乳首が転がされる感触が止まらないでいた。
彼に分からないよう肩に力を入れて誤魔化した。
チュパチュパとしゃぶられ、恥ずかしさに耳が赤くなる。
レ~ロレ~ロレ~ロ…
ねちっこい刺激が敏感になった乳首から脳へと絶えず信号を送る。
強引にショーツを引き下げようと、引っ張られる。座る尻に体重を乗せて抵抗してみるが、臀部の下をショーツがすり抜けて太股で止まる。体の様子がいつもととは違う。
鉛のように重い。ピアノを弾くことなんてできない。この状況を見る彼を確認することが怖くて堪らなかった。何とか言い訳をして、この場を離れなければならない。
勇気を出して振り返り、彼を見て愕然とした。
立ちながらに意識を失っていた。
彼が結衣の座る椅子を後に引く。
前に回ると膝まつき結衣のショーツを取り去った。
やめて、やめてっ!
彼は目蓋を閉じたまま動いている。何者かに操られているように。
結衣はその何者かが自分に悪戯をする相手である、と確信していた。
必死に止めるよう懇願もした。だが少年とは思えない力で膝を開かれる。
そのまま顔を埋めていった。
舌先が割れ目を割きながら上下に動く。
敏感な所で止まると執拗に蠢き始めた。
どう見ても経験のない、そんな少年の舌に術がなく、されるがまま快感にうち震えることしか出来ない。
あっと思った時には痙攣を起こしていた。
少年が立ち上がった。
ズボンとパンツを脱いでいる。目蓋は閉じられたまま。
少年は勃起していた。
少年のぺニスは全て包皮に覆われている。当然なのだ、中学生なのだから。そのぺニスの包皮がひとりでに下がり真っ赤な鬼頭が露になるのを見て、結衣は恐怖を覚えた。
まだ肉体があった頃の味わいを、少年に憑依して追体験をしようというのか。自分はまだいいとしても、この少年に申し訳がなかったが結衣にもどうしようもなかった。
結衣の前で少年のぺニスが脈打っている。
鍵盤の蓋を閉じた少年が振り向く。
凄い力で結衣を持ち上げ、蓋の上に座らせた。
結衣の割れ目に二度三度と擦り当て、中へと消えていった。
結衣は信じられない思いで無駄のない動きを見つめ、圧迫感に耐え、奥に当たる感触を得ていた。
そんな、いくら何でもこんなことって酷すぎる!
憤りに燃えた結衣だが、少年がピストン運動を始めると段々と気持ちが萎えてゆく。情けなかった。思いつく限りの罵声を少年に憑く者に浴びせかけ、歯を食い縛った。
負けそうな自分を叱咤して、肛門に力を込める。
無駄だった。
オセロの色が入れ替わるように、快感に支配されていく。
悔しかった。
忸怩たる気持ちは置いてけぼりにされていく。
駄目だった。
……あぁ、気持ちいい。
若すぎる彼の体を借りた何者かは、動きも若さが溢れていた。
打ち付けられる度にピシャッピシャと音を響かせ、甘味な感覚が体の芯まで浸透していく。
あっあっあっあっあっ…
んんっ~あっあっあっ
だけど若い彼の体が持たず、中に勢いよく放出されてしまった。
目蓋の閉じられた少年の眉間にはシワが浮かび、唇が震えていた。
すると腰が動き始めた。
抵抗を示すように首を左右に振りながら、力強いピストンを繰り返している。
ほっとした結衣だったが、再び快感の渦に飲み込まれていく。
上り詰める寸前まできていた結衣は、再開された少年(何者か)によって、あっさりイカされてしまった。深い快感の波が幾度も押し寄せ、体が震えたがしばらく続く。
……………続行
快感に顔を歪ませ頭を振りながら、強制的に腰を動かされる少年。
包茎であるぺニスの鬼頭を露出させられ、耐性がないままに膣壁の粘膜に体当たりさせられている。許容を越えた快感に耐えなければならない苦痛とは、未知の領域なのだろう。目尻に涙を溜めて、女の子のように喘いでいる。
結衣だって尋常ではない快感に喘いでいた。
あっ…またっ…いくっ……くぅっ
背中を海老反らせ、痙攣した。
……………続行
先程の射精だけではく、途中でまた射精したらしい精液が結合部から溢れている。
ヌチャヌチャと体の隙間が開く度に糸を引く。
不意に体のバランスを崩して少年に覆い被さるように倒れ、尻餅をつく形で椅子に座った。
対面騎乗位。
結衣は思考能力が麻痺していた。本能のままに腰を動かし始めていた。
喘ぐ少年が胸元を唾液で汚し、何度目かの射精に体を震わせる。
子宮の入口に擦り当てるように腰を動かし、腰を浮かせては下ろした。
胸元に顔を押し当てている少年は絶叫を続けている。
下から体が浮くような力強い突き上げがきた。
何度も、何度も。
耐えられなくなりそうだった。
少年に抱きついて身を任せた。
少年の体が震えた。何度も腰を不規則な弱い突き上げるように。もう殆んど出ない精液を絞り出していた。
結衣も、遅れて達していた。ぺニスを締め上げるように繰り返し膣が収縮をする。
いつまでも余韻に浸いるわけにはいかない。
気だるい体を動かした。
自らを処理し終えると、少年の下半身をなるべく綺麗にして、苦労しながら下着とズボンを穿かせる。
営みの痕跡を1つ残らず消していった。
窓を開けて、空気を入れ換える。
眠りから醒めたように、意識を取り戻した少年。
驚いたことに全く覚えてはいなかった。
ただ下半身の違和感はあるようで、モジモジしている。
眠くなったと、自分で寝てしまったと説明していた。先生(結衣の友達)には内緒にしてあげる、そう少年に伝えると、絶体だよと念押しをしてきたものだ。
周りより一足早く童貞を卒業したことなど、恐らく一生知ることはない。
知らなくていい。
あんな壮絶な初体験なんて、知らないほうがいいのだ。
外出から友達が戻った。 少年に今日は特別だからとケーキのお土産を掲げて見せる。
三人で時間を過ごし、その場を結衣は後にした。
漏れ出た少年の精液が、ショーツを不快にさせていた。
結衣は早くシャワーを浴びたいと思っていた。
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