「バカじゃないの、、、加奈子は処女だから怖いって、陸を拒んだんだよ、、、それが他の男に処女を捧げたって、、陸がいくら人が良いからって、許すわけがないでしょう、、呆れるよ、勝手なことばかり言って、、、だいたい、あなたが陸になにをしてあげたの?いつも陸に助けてもらっているだけじゃないの、、、いつも陸を苦しめて、、、ひどいよ、、、、あの日、陸、泣いたんだよ、、、公園でずっと泣いてた、、、何も言わないで、、、加奈子の悪口も、恨み言も一言も言わないで、、、黙って泣いてた、、、ひどいよ、、加奈子、、、」
わたしは本当にひどい女だ、、最低の女だ、、、
凪は泣いていた。
わたしなら陸に絶対そんなことしない。
「凪、、、」
「ごめん、、言い過ぎた、、、わたし帰るね、、、」
「ううん、いいの、、、本当にわたしが悪いんだから、、、今日は話を聴いてくれてありがとう、、、すごく嬉しかった、、、」
「わたし達、以前のように戻れるか分からないけど、、、わたしは努力する、、、、でも、これからはわたしが陸を守る、、、陸は誰にも渡さない、、、」
凪は出て行った。
「あーあ、、言っちゃった、、、凪の宣戦布告だ、、、」
七海が呟いた。
わたしが凪に勝てるわけがない。
凪のように完璧な女の子に、、、
ましてや、こんな薄汚れたわたしに勝ち目はない。
加奈子はベッドの中にいた。
嬉しかった。
まがいなりにも凪と七海が、自分を受け入れてくれた。
以前のように戻れるかは分からない。
でも二人はチャンスを与えてくれた。
こんなわたしに、、、
久しぶりに胸の中が温かいもので満たされた気分になる。
でも、、、でも、陸を凪に取られてしまう。
わたしはひどい事をした。
わたしを信じていた陸は、わたしの裏切りに涙を流した。
人前では絶対に涙を見せない陸が、、、
胸が痛み、息が出来ないほど苦しくなる。
涙を流す陸を見た凪は、優しく慰めたに違いない。
あの美しい凪が陸を抱きしめ、優しく背中を擦り続ける。
そして、、、二人の唇が重なり合う、、、
そんな妄想が頭をよぎった。
イヤッ、、そんなの絶対にイヤッ、、、
他の男に躰をゆるした自分を棚に上げて、激しい嫉妬心に身を焼かれる。
そんな権利が今の自分には無いことを知りながら。
でも、、、陸はわたしのために怒ってくれた。
あの男を、あの最低な男を叩きのめしてくれた。
こんな、、、陸を裏切ったわたしのために、、、
あの温厚な陸がわたしのために男を殴りつける、、、
そんな光景が頭の中に浮かんだ。
加奈子の女の躰が、そして血が熱くなる。
高校生離れした豊かな乳房に手が伸びた。
尖りを見せる乳首を強く捏ね回す。
「アアッ!陸!」
もう片方の指先で女唇を擦り始める。
「アアッ、すごく濡れてるぅ、、、」
加奈子の女はシトドに濡れていた。
想像の中で加奈子はアツヤに抱かれていた。
「イヤッ!もうやめて、、、アアッ、アツヤ、、、そんなにされたら、、、、そんなにされたら、イッちゃうよ、、、アッ、ダメェ、、イキたくない、、、お願い、、もうやめてぇ、、、」
そこへ陸が部屋の中に飛び込んで来る。
アツヤをベッドから引きずり下ろし、殴りつける。
「俺の女に手を出すな!」
そしてギラギラした目でわたしを見た陸は、有無を言わせず、猛り狂う男根でわたしを貫く。
「加奈子は俺の女だ!」
「そうだよ、わたしは陸の女、、、もう絶対に他の男には触らせない、、、」
加奈子は妄想し、胸を揉み、クリを激しく刺激した。
濡れた舌先がポッテリとした唇を舐め回していた。
「アッ、アッ、、陸好き、、、陸に抱かれたい、、いっぱい抱かれたい!」
久しぶりのオナニーだった。
一気に快楽の階段を駆け上がる。
「ああっ!いく、、わたしの中で、、わたしでイッて、、アアッ、陸、好き、、イク!イッちゃう!」
腰と尻がガクガクと震えていた。
激しい絶頂だった。
ああ、陸に逢いたい、すごく逢いたい、、、
加奈子は眠りに落ちていった。
つづく
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