二人で話しているうちに、楽しかった昔のことを思い出していた。
懐かしい思い出話に花が咲く。
二人は時を忘れ、昔のバカ話を笑い、はしゃぎ合った。
そのうちリョウタが懐かしがって、よく遊んでいた加奈子の部屋が見たいと言い出した。
加奈子は気軽にそれを受け入れ、部屋へと案内した。
部屋へ入るといきなりリョウタが抱きついてきた。
安心しきっていた加奈子は、初めは冗談だと思っていた。
男は本気だった。
油断していた。
相手は従兄弟だし、初恋の人だった。
話をしているとき、加奈子の唇や豊かな胸に、従兄弟の視線が注がれていることには気づいていた。
気づいていたのに親戚だし、バカなことはしないだろうと思い込んでいた。
そして初恋の男に自分の魅力を見せつけるように、胸を強調するような仕草さえしていた。
わたしにはもうすごくステキな恋人がいるんだよ。
こんなに大きくなった胸は恋人の陸のものなんだよ、、、、
残念だったね、、、
そんな誇らしげな気持ちもあった。
そして、、、最近の不安定な気持ちも、、、
嫌がる加奈子の唇を無理に奪い、ベッドに押し倒す。
引き千切るように服を脱がした。
「イヤだ!やめてリョウタ、お願い、、わたし、恋人がいるの、、やめて!」
「お前が見せつけるから、悪いんだ、、、こんなにデカイ乳、見せつけやがって、、、」
男はむき出しになった乳房にむしゃぶりついた。
「本当はこうされたかったんだろう?初恋の俺に?」
「イヤッ!ちがう、やめて!」
リョウタは加奈子の腕を押さえつけ、尖った乳首に舌を這わせた。
「ああっ、ダメえ!」
「加奈ちゃん、乳首立ってるぞ、、、感じてるのか?」
「ちがう、感じてなんかいない、ちがう、、、」
「違わないよ、、、こんなに乳首、ビンビンにして、、、」
リョウタが乳首に歯を立てた。
「ああっ!イヤッ!アッ、アッ、それダメえ!」
加奈子は自分の躰に異変を感じていた。
陸とエリは互いに服を整え、ホテルの部屋を出ようとしていた。
部屋の中には激しい情事の残り香が、まだ色濃く残っている。
部屋を出ようとするエリを陸が引き止める。
エリを抱きしめ唇を奪おうとする。
「あん、、陸、、、ダメよ、、、」
そう言いながらも嬉しそうに両腕を陸の首に巻き付け、唇を重ねていく。
長身の陸につま先だってしがみつき、舌を絡めていく。
ネットリと絡みついてくる人妻の舌遣いに、陸の若い体が即座に反応する。
「エリ、、、エリともっとしたい、、、」
ビンビンになっているおのれをエリの躰に押し付ける。
「スゴイ、、、もうこんなに、、、、四回もしたのに、、、チュッ、、、」
嬉しくてまた口づけしてしまう。
わたしをこんなに欲しがってる、、、
無意識のうちに腕が伸び、優しくズボンの上からさすってしまう。
「ああん、わたしだって本当はすごくしたいんだよ、、、でも今日は加奈子が家にいるから、、、あまり遅くなれないの、、、お願いガマンして、、、」
陸は黙ってしまう。
本当は加奈子のことはもういい、別れるからエリとつき合いたいとはっきり告げたかった。
でもそれはあまりにも酷いことだし、それを口にしたら二人の関係は終わってしまう。
二人は加奈子の心と躰のことを免罪符にして、こうして逢っているのだから。
だからこそ絶対に口にしてはいけない。
寂しそうにしている陸がたまらなく愛おしい。
エリは再び口づけをして陸の大きな手のひらを乳房に導いた。
「陸、、、オッパイも可愛がって、、、」
陸の手のひらが荒々しくそびえ立つ豊満な胸を愛撫する。
「ああん、すごく感じる、、、、陸のせいだよ、、、陸がいっぱい可愛がってくれるから、こんなにオッパイが感じるようになったんだよ、、、陸にこれからもいっぱい責任をとってもらうからね、、、アッ、あーン、、、」
陸が嬉しそうに肯く。
「アアッ、陸好きよ、、、大好きなの、、、」
「俺も、、、」
二人の唇がまた重なっていく。
つづく
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