貪るように唇を重ね合う。
決して結ばれることのない二人の関係が、お互いの心を燃え上がらせる。
陸がエリの胸に顔を埋め、今度は乳房を貪り乳首を責める。
「アアッ、陸!」
陸の頭を抱きしめ、自らも自慢の乳房を押し付ける。
「エリ、、、、エリ、、、」
「陸、すごく感じるぅ、、、おっぱいで、こんなに感じるの初めてぇ、、、、ああっ、アッ、もっとしてぇ、、、」
陸は豊満な、横になってもたっぷりと盛り上がる乳房を責めながら、ギンギンになって悲鳴をあげる男根をあてがった。
大量の蜜を滴らせ、待ちわびる膣口をいやらしくコネ廻す。
「アッ、あああッ、、、イヤン、陸ぅ、焦らさないで、、、」
エリも淫らに尻を振り、陸を催促する。
「陸のイジワルぅ、、、アアん、してぇ、、陸、来てえ!」
狭くて窮屈な入口を突破して、温かくうねる感触に包み込まれる。
「アアッ!大きい!」
思いきりエリが仰け反る。
背中をそらして陸にしがみつく。
陸は一気に奥まで貫いた。
「す、すごい!、、、こんなに奥まで、、、スゴイ!」
陸はナマで締め付けてくる感触を味わいながら、ゆったりと動き出す。
「陸のあたるう!ナマだからすごくわかるう、、、あっ、あっ、そこぉ、、、すごく好き、陸とナマでするの、すごく好き、、、あ、あーン、、、また陸にイッパイ出されたい、、、オマ○コの中にイッパイ出されたい、、、アアッ、あああん、スゴイ!陸のすごく硬くなってる、、、ああ、陸、好き、イッパイしてえ!」
陸が喜ぶなら何でもする。
陸が気持ちよくなってくれるなら、どんなに淫らなことでもしてあげる。
陸を自分だけのものにしたいと思った。
そしてわたしは陸だけのものになりたい。
いけないことなのに、心が求めていた。
今だけよ、、、今だけは、、、陸はわたしのもの、、、
エリは快楽の波に身を任せていった。
エリはその日、一人家にいた。
陸がこの頃つれない。
あまり逢ってくれない。
今日だってそうだ、せっかくの休みだというのに。
逢ってもわたしを求めてくれないし、キスの回数も減ってきているような気がする。
陸がわたしに気遣っていてくれるのはわかっている。
それでもやっぱり寂しいし、不安になる。
気遣ってくれる陸に、無理矢理でもやって欲しいとお願いすることなどとても出来ない。
母にも急がなくても大丈夫と優しく励まされている。
そんな母のエリがこの頃、すごくキレイになったような気がする。
肌艶もしっとりとして、元々若々しかった母が更に若返ったような気がする。
まるで満ち足りた一人の女性のように、、、
お父さんと夜、仲良くしているのかな?
わたしも早く元に戻って陸とそうなりたい、、、
躰が熱くなる。
乳房をまさぐり、下半身に手をのばす。
ああっ、濡れてる、、、
自分でならなんともないのに、、、
「ああっ、陸が欲しいよ、、、陸といっぱいセックスしたい、、、」
思わず声が漏れていた。
その時、玄関のチャイムがなった。
来訪者はリョウタだった。
母に用事があると告げたリョウタをリビングに通した。
あの時、久しぶりに再会を果たした彼と二言三言会話を交わしたあと、またねと言ってすぐに別れていた。
怪訝な顔をしている凪と七海に従兄弟だと説明した。
二人は何も言わなかったが、あまりいい印象を持たなかったようだった。
でも四才年上の彼は加奈子が小さい頃、親戚同士が集まるとよく遊んでくれた。
あの頃のリョウタは背が高く、ひょろっとしていてなかなかのイケメンだった。
とても優しくしてくれて、実のところ加奈子にとって初恋の相手だった。
今は見る影もなく太ってしまったようだが、その眼差しには昔の面影が残っていた。
今は大学生なのかな?
黒縁の分厚いメガネがオタクぽさを醸し出していた。
幼いころリョウタを急に見かけなくなったのはいつからだろう?
母にリョウタのことを尋ねたとぎ、あの人とはもう会えないのと言われたことが薄らと頭に残っていた。
つづく
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