優しくエリの背中を撫でる。
「そんなこと気にしないで下さい、、当たり前のことをしただけだから、、、」
娘の彼の逞しい胸に顔を埋める。
秘かに若い男の匂いをたっぷりと吸い込む。ああ、素敵、、、陸くんの匂い、、、好き、、、
「陸くん、、、、ァッ、、、ァァッ、、、、いい匂い、、、」
偶然なのか、陸の指先がブラのラインをなぞり続けていた。
陸くん、わたしの胸が欲しいの?
自慢の乳房だった。
娘にだって大きさも形も負けない自信がある。
陸くんになら見られてもいい。
いや、陸くんに見せつけてやりたい。
「アアッ、陸くん、、、、チュッ、、、」
思わず頬に口づけしてしまう。
いつの間にか娘と自分が入れ代わってしまっていた。
自分が陸に助けてもらった気持ちになっていた。
陸くんが好き、、、
あの日見た加奈子と陸の口づけが頭に浮かんでいた。
わたしもあんなキスをしてみたい。
陸の首に両腕を絡ませ、クチビルを寄せる。
チュッ、軽く口づけをして濡れた瞳で陸を熱く見つめる。
突然のできごとに、体が固まっている陸の耳元で甘く囁く。
「陸くん、、好きよ、、、キスだけ、、キスだけだから、、、許して、、、」
瞳を閉じて、今度は熱い口づけを交わす。
陸に思いきりしがみつき、豊満な乳房を押し付ける。
加奈子にすまない、、、
そう思いながら、心の奥に封印していた気持ち、、、秘かなエリへの憧れが知らないうちに、止めどなく溢れ出していた。
つづく
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