「今からぶち込んでやる。俺のはデカいからな。ヒイヒイ言わせてやる、、、」
カチャカチャと音がして男がズボンを下ろしているのがわかる。
グロテスクな逸物がカマ首をもたげ、加奈子を睨みつけていた。
何これ、、、デカい、、気持ち悪い、、、絶対にイヤだ、、、
「加奈子、よく見ろ!これをぶち込んで犯してやる!たっぷりイカせてやるからな、、、お前の中で思いきりブチまけて孕ましてやる!俺のオンナにしてやる!」
イヤだ!そんなことされたら、もう陸に逢えない、、、絶対にイヤだ!
男はニヤつきながら加奈子のショーッに手をかけた。
イヤー、陸、たすけて!
ドッカーン、
ドアが破られる音がした。
男と女が飛び込んでくる。
「加奈子!」男が叫んだ。
「キャキャト落とし!」
女の踵が東の脳天に炸裂した。
「うギャン!」
東の体が崩れ落ちた。
一発で見事に気絶させた。
七海だった。
こう見えて七海はグリグリの格闘技フリークだ。
子供の頃は空手も習っていた。
「テメエ、誰だ!」
「お前こそ誰だ、、、」
殴りかかってくる男を簡単にかわし、当て身をくらわせる。
「ウグウッ!」
気を失った男を容赦なく壁に叩きつけた。
涙でかすむ視界に陸が映っていた。
陸が助けに来てくれた、、、
更に涙が溢れてくる。
「加奈子、もう大丈夫だ。」
剥き出しになっている胸に気づき、陸が着ていたジャージを加奈子に羽織らせる。
そして口に押し込められたハンカチを取り除いてくれた。
加奈子の腫れあがった頬と、飛び散った鼻血のあとに陸が気付いた。
陸の表情がオニのようになっていた。
「てめえ、コロス!」
陸の瞳が怒りに燃え、気を失っている男に向かう。
「陸、ダメ!そんなことしたら陸が捕まっちゃう!」
加奈子が後ろからしがみついた。
七海も一緒になって陸を引き止めた。
「陸、これ以上はダメ、、、これ以上はヤバイって、、、」
二人で必死に陸を押しとどめる。
つづく
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