二人は嵐のような激しい絶頂の余韻に身を委ねていた。
陸とのセックスが再開されてから、一段と深いオルガを感じるような気がする。
こんなにわたしを感じせてくれるのは陸だけ、、、
でもわたしのワガママのために、陸に彼女への裏切り行為を続けさせることになる。
「陸、、ゴメンね、、、」
「何が?」
「わたしのせいで、陸に浮気させちゃって、、、」
「、、、俺、もう浮気じゃないし、、、」
「えっ?」
「一昨日、、別れた、、、」
「だって、、、」
「別れて欲しいと言ったら、、、最後に一度だけ抱いて欲しいと言われて、、、思い出にするからって、、泣きながら言われて、、、、ゴメン、加奈子、、、」
「ううん、陸が謝ることなんてない、、、そう、、、だったの、、、、」
わたしのためだよね、、、嬉しい、、、でもレナがどんなに辛かったのかもわかる。
きっと愛する男を自分の躰に刻み込んでおきたかったに違いない。
陸によって覚えた女の歓びを胸に抱きながら、陸との最後のセックスに身を焼かれようとしたハズだ。
レナの悲しみがわたしの躰の中に流れ込んできた。
だから、わたしもはっきりさせなければいけない。
「わたしも浮気じゃないよ。」
「えっ、、、」
「わたしも別れた、、、」
「、、、いつ?」
「陸に抱いてもらった日、、、夜、彼に電話で伝えた、、、」
そう付き合うときの条件、、、
どちらかが別れたいと言ったら、何も言わずに素直に従うこと。
彼は約束を守った。
でももう一度だけ逢いたいと言われた。
わたしをもう一度抱こうとしているのがすぐにわかった。
だからわたしは断った。
陸以外の男にもう躰を触れられたくないと思ったから、、、
「そうだったのか、、、、俺って勝手な男だな、、、加奈子が別れたこと、喜んでる、、、、でも俺、加奈子じゃないとダメなんだ、、、加奈子だけが欲しくて、、、加奈子のことばかり考えていて、、、だから俺だけのものにする、、、もう絶対に離さない、、、」
加奈子は何度も頷いた。
涙が自然と溢れてくる。
陸が愛おしい気持ちでいっぱいになる。
「わたしももう離れない、、、」
陸に思いきり抱きついていった。
つづく
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