陸は今何をしているんだろう?
きまってる、、、
あの女とデートしてる、、、
あの女とセックスしてる、、、
いっぱいキスして、いっぱい舌を絡ませ合って、、、
陸の逞しい体に抱きしめられて、、、
嫉妬で頭の中が熱くなり、痛みまで感じてしまう。
全部、わたしが自ら招いたことだ、、、
無理やり自分を納得させようとする。
気持ちを逸らせるために、勉強を始めてもまったく頭に入ってこない。
今頃、陸のアレがあの女の中に入っているかも知れない、、、
二人はナマでしているんだろうか?
いいやそんなことあるハズがない、、、
でもレナがそれを求めていたら、、、
レナが絶頂を迎えながら、中に出してと叫ぶ、、、
イクと叫びながら陸に思いきりしがみつき、大量のザーメンを躰の一番奥に注ぎ込まれる。
「そんなこと、、、絶対にイヤッ、、、」
陸が中に出してもいいのはわたしだけ、、、
加奈子は自分のオンナに指を向けた。
イヤだ、、、わたし、こんなに濡れてる、、、
指先がゆっくりと動き出す。
ああっ、、、陸に逢いたい、、、すごく逢いたい、、、
次の日、加奈子は朝から図書室で勉強に集中した。
何としてでも陸と同じ大学に進みたい。
そんな気持ちを最近強くもつようになった。
出来るだけ陸の近くにいたい、、、
それだけは絶対に譲れない、、、
陸の部活は5時頃に終わるはずだ。
加奈子は帰る準備を始めた。
陸が出て来る。
今日は一人なのを確かめ、安心して声をかける。
「陸、一緒に帰ろう、、、」
「あれ、、、どうして、、、」
「朝から図書室で勉強してたから、、、そしたら陸が見えたから、、、」
「そうか、、、たまたまか、、、」
陸は少し残念そうに言ったように聞こえる。
ちがうよ陸、、たまたまなんかじゃないよ、、、でもそんなこと言えない、、、言っちゃいけない、、、
お互いの相手のことが頭にあって、話がどうしてもぎこちなくなってしまう。
いつの間にか家が近づいてしまう。
陸が意を決したように言った。
「加奈子、明日用事ある?」
陸は明日部活が無い。
「ないけど、、どうして?」
わたしは陸はレナとデートだと思い込んでいた。
「なあ、明日、、デートしないか?」
レナとデートじゃないんだ。
ホッとする自分がいる。
そして誘ってくれたことがすごく嬉しい。
でも、陸の心の負担になりたくない、、、、
でも、、、でも、、すごく逢いたい、、、
「ダメだよ、、、」
「そ、そうだよな、、、」
陸が勇気を出して誘ってくれているのに、、、
陸、そんなに悲しそうな顔をしないで、、、
「セフレはデートしたらダメなんだよ、、、」
「そうか、、、」
「でも、、、エッチならいいよ、、、」
「えっ、、、」
「わたし、陸とすごくしたかったんだ、、、だから明日、いっぱいセックスしよ、、、」
「うん、、、わかった、そうしよう、、、」
陸は明るく応えてくれたけど、何か不満そうだった。
陸、こんな言い方をしてゴメンね、、、
本当はわたしだってデートしたいんだよ、、、でもやっぱり陸の負担にはなりたくないから、、、
つづく
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