「ねえ、、、これから久しぶりにみんなでカラオケでも行こうよ!」
わたしは陸の腕につかまるようにしてそう言った。
「いよっ、、、新学期早々、アツアツだな、お二人さん、、、」
いつの間にかやって来たアツヤが横から声をかけて来た。
昨日のアツヤとの激しいセックスが頭をよぎる。
わたしは動揺しないように自分を言い聞かせ、さりげくアツヤに話しかける。
「いいでしょう?久しぶりに恋人に逢ったんだから、、、アツアツだって、、、ねえ、陸?」
「ふーん、、そんなこと言って、、、案外、夏休みの間、陸がいないことをいいことに、他の男とアツアツだったんじゃねえの?」
「な、なにを言ってるの?いい加減なこと、、言わないで、、、」
わたしはアツヤを睨んだ。
どういうつもりなの?
余計なこと言わないで、、、
気づかれたらどうするつもり?
わたしは心の中で叫んでいた。
みんながわたしとアツヤを見つめていた。
それもすごく冷たい目で、、、
まずい雰囲気だ、、、
冷や汗が流れる。
「俺、帰るわ、、、」
いきなり加奈子の腕を振り払い、陸が教室から出て行こうとしていた。
「待って、陸、、、一緒に、、一緒に帰ろう、、、」
声が震えていた。
そう言えば陸は今日一度もわたしを見ようとしていない、、、
「、、、郡司と帰ればいいだろう、、、」
振り向きもせず陸はそう言って出て行った。
郡司、、、アツヤのことだ、、、
「えっ?」
わたしの頭の中が一瞬にして
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