よかったと思うと同時に、すごく嬉しかった。
わたしを好きだと、一番大切だと言ってくれた。
あんな美人に言い寄られても、わたしを思ってはねつけてくれた。
わたしのことを選んでくれた。
女としての歓びが胸に溢れる。
それにしてもあのレナという女、、、
思った通り、いやそれ以上に危険な女だということがわかった。
陸は少し怖いと言っていたが、わたしは別の意味で怖い。
彼女はきっとわたしが浮気をしたことを知っている。
それが原因で一度は別れたことも間違いなく知っている。
だからあんなことを陸に言ったんだ。
彼女は本気だ。
普通女は心の中で思っていても、男に対してここまで本音をぶつけたりしない。
彼女は自分の心の中にある感情を隠すことなく、陸にさらけ出して見せた。
それだけ彼女が本気だということだ。
でも陸はわたしを選んでくれた。
「陸、、ありがとう、、、」
思わず声が震えてしまう。
「そんなのあたりまえだろう、、、」
陸が人目も気にせず、優しく頭を撫でてくれた。
二人はレストランを出てゆっくりと歩いた。
わたしはそんなあたりまえのことが出来なかった。
わたしはアツヤに言い寄られ、簡単に唇を許した。
雰囲気にのまれ、自分からも舌を絡めていった。
そして本当は陸のものなのにバージンを捧げてしまった。
陸とあの女がキスをして舌を絡め合う姿が頭に浮かんだ。
豊かな胸を舐めシャブリ、あの逞しい陸の男根があの女を貫く想像をしてしまう自分がいた。
お互いの名前を愛おしげに呼びながら、、、
自分がアツヤとそうしたように、、、
陸がレナ好きだと叫びながらあの女の中で思いきり射精する、、、
苦しいよ、陸、、、
つらいよ、陸、、、
わたしはこんな思いを陸にさせたんだ。
あらためてそう思い当たる。
ごめんなさい陸、、、でもわたし、陸を絶対に誰にも渡さない、、、
つづく
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