「どエロいなぁ。けど、まだやで」
「姉ちゃんには俺の精子を持って帰って貰わな」
男はそう言うと私を抱えたまま便器から立ち上がった。
同時に視界が上下に揺れ始める。
下半身からははしたない音が響き、
絶頂冷めやらぬ身体は、
快感で再びはち切れそうなる。
少しでも正気を保とうと
息を殺して男に強く抱きつくと、男のド迫力の
長すぎるストロークに意識がいってしまう。
すると、膣内が気が触れそうなくらい敏感になり、
呆気なく2度目の絶頂を迎えてしまった。
それでも男のド迫力は休むことなく、動き続ける。
もう絶頂が終わらない。
仕事前にこんな所でこんなことをしているのに。
あぁ、声出したい声出したい声出したい。
死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ。
遂に情操が壊れて意味の分からない涙が出てきた。
それでもギリギリ声だけは我慢する。
けど、もう理性が焼き切れてしまいそうだ。
脳内で破滅の足音が一歩一歩近づいてきた時、
まるで救いのように精液が注がれた。
安心した私は完全に脱力し、
ぼうっと天井見つめるだけだった。
「俺から出るで。外に誰もおらんかったらワンコールするわ」
事後の締めに舌を絡めた後、
男はそう言ってトイレから出て行った。
程なくしてスマートフォンがバイブし、外に出る。
周りには誰もいない。
時計を見ると時間は8時45分を差していた。
始業には間に合いそうだ。
何事もなかったかのようにオフィスに入り、
自分のデスクのパソコンで打刻をすると、
聞き慣れた声がした。
彼だった。
爽やかと言う言葉が似合いすぎる笑顔で
「おはよう」と言ってくる彼を見ると、
子宮が疼きすぎて眩暈がする。
「どうした?」
私の変化に気づいた彼が気遣ってきた。
「ううん、平気だから」
素っ気なく返すと私は椅子から立って、
彼から小走りで離れていった。
子宮にたっぷり溜めた精液を揺らしながら。
~続く~
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