グチュンッグチュンッグチュンッグチュンッ…
「んっ、ふっ、んぅっ…ふぅんっ!」
根元まで私の中に入った橋本くんは、ゆっくりと小刻みに動く。
イメプレやAVにありがちな、いきなり乱暴なピストンなんてされない。
(そんなことれたら殺意沸くわ…)
奥をジワジワとこじ開けるような、ねちっこいけど優しい動きだ。
「…痛い?大丈夫っすか?」
「だ、大丈夫…んっ、あ」
「奥からヌルヌルしてきましたよ。高木さんのまんこ、ヤラしいっすね」
「…恥ずかしいこと、言わないでよ…」
「うん、恥ずかしいねぇ」
よいしょ、と橋本くんは私を抱き上げ、対面座位になる。
「っん…」
「体重かかって奥まで来るでしょ。痛い?」
橋本くんの言う通り、自分の重みでさらに奥まで入ってくる。
「い、痛く…ないけど…ちょっと怖い…」
私は全体重をかけないよう、橋本くんに必死でしがみつく。
そんな私の頭をヨシヨシと撫でながら、真っ赤になった耳たぶを優しく触ってくる。
「大丈夫、怖くないっすよ」
そう言って、下から軽く突き上げてくる。
「あっ!」
「ほら」
「っ…!」
「もうそんなに痛くないでしょ」
「んぁ!」
「…高木さん、もっと気持ち良くなりましょうよ」
リズミカルな突きに、不思議な感覚が波のように押し寄せる。
お互いが汗をかいているのでうまく力が入らず、ズルズルと身体が落ちていく。
……ズプンッ
そんな音がした気がした。
「~~っ!!」
再びしがみつこうとすると、橋本くんの方が先に私を抱き寄せる。
そのせいで体重がかかったまま動けない。
「ダメダメ、逃げないの」
こ、こいつ…分かってやっておる…
知らない、感じたことない、何これ。
鈍い痛みと快感がドロドロに混ざりあって、すごく熱い。
今度はぐりんぐりんと腰を回してくるので、私の中がゆっくりと掻き回されていく。
「んんぅ!あっ…あっ!」
「高木さん…」
「はあっ、はあっ……?」
声にならず、私は顔を上げる。
「ずっと我慢してたんすけど…」
「っはぁ、はぁ…」
「俺…さっきから、すっげぇ気持ちいいっすよ」
そう言っておでこにキスをされた。
「槌槌槌槌槌槌槌槌槌」
ズキューーーーーーーーン!!!!!
な、な、な、何だ今のーーー!!!!
心臓が尋常じゃないくらいバクバクしている。
年下×ヤリチン×イケメン×余裕のない顔×ハニカミ×デコチュー×△☆¥※◎……
ダメだ、項目が多すぎるっ!!
バフンッとそのまま仰向けに倒され、再び正常位に戻る。
「今度は頃合い、良いと思いますよ」
ニヤッと笑ったかと思うと、再び奥まで挿入される。
「ああっ!っあ!やぁっ、はぁんっ!」
そのまま下半身を持ち上げられ、橋本くんが体重をかけて突いてくる。
決して乱暴ではないが、私の奥がネチネチと苛められる。
「はぁっ、はぁっ、イメプレにも書いてたけど…」
そう言いながら私をバンザイさせて、腕を固定する。
そしてまた突かれる。
「…この乳の揺れ、ヤバイっすね」
意識する余裕なんてなかったが、私の胸は突かれる度に上下に暴れている。
「はは、テンション上げてくれますねぇ。俺、頑張っちゃいますね」
もう何も言えない。
恥ずかしさも痛みも置いてけぼりで、ただただ快感に襲われる。
私の中で感じている橋本くんに、もっと気持ち良くなって欲しいとさえ思う。
「あぁっ!ふぁ、んぃぃ…良い…よぉ」
「あ、ここ気持ちいい?」
橋本くんが少し角度を変えたまま突いてくる。
「ひぃ!だ、だめ、それダメっ!あっあ!んぐぅ~」
「あーあ、高木さん…すっかりスケベな顔しちゃって(笑)」
グポグポ、ニュプンニュプン…ジュポッジュポッジュポッ…
「あ~俺も限界っす。1回イキますね」
今までより一層速くピストンされ、私はされるがまま恥ずかしい喘ぎ声を出す。
「っ…ん…あっ、イク…」
小声で呟いた後、橋本くんは私の中で果てた。
そのまま私の上に倒れ込み、心臓の音が重なる。
「はぁっ…はぁっ、はぁっはぁ」
「はぁ、はぁ…大丈夫っすか?」
ゆっくりと橋本くんは、私の中からぺニスを抜く。
「んぅっ」
ゾクッとした後、ヒクヒクしているのが自分でも分かる。
「はぁ、はぁ、はぁ…」
そこでハッと気が付く。
「あぁぁ!!!な、中出しぃ!!?」
ガバッと起き上がると、橋本くんがキョトンとする。
ちょうどコンドームを外しているところだった。
「えっ、ゴム、つけてたの?」
「やだなぁ、生でやるなんてマナー違反するわけないでしょ」
笑いながらゴムを片付ける橋本くん。
…皆さん、生セックスはマナー違反だそうです。
私のイメプレの中では、ゴムを使うなんて価値観がなかったもので…
私はヤリチンよりも数倍ヤバイ奴なのではないかと、無性に恥ずかしくなった。
〈つづく〉
次で終われるかなと思います!
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