わぁ~コメントまでありがとうございますっ!
嬉しいです(´`*)
少し短いですけど、載せておきます。
次はエッチ描写多めに書く予定なので!
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「スマホ、チラ見しちゃってすんません。
22時になった途端に急に鳴りまくるから…」
ヤバい…
「スマホ画面にサイトの名前とメッセージ内容が見えたんで」
これは…
「検索してみたら…めちゃくちゃ人気者じゃないっすか!過去のイメプレ内容も閲覧できるんっすね。ちょっと見たけど、結構すごいことしてますね(笑)」
社会的に死んだーーーー!!!!!
『あいつ夜な夜なイメプレとかやってんのww』
『え~キモいんですけど~』
『そんなんだから彼氏もできないんですよw』
ひぃぃいいい!!!
「へぇ~俺イメプレなんてしたことないけど、何かおもしろそ…高木さん!?えっ土下座!!??」
「い、い、いくら出せば…今見たこと…忘れていただけますでしょうか……」
ブルブルと私は震えながら縮こまる。
「ちょっとちょっと、俺別に誰にも言わないっすよ」
「そ、そんなわけないでしょう…し、処女が人気のイメプレ嬢なんて…こんなおもしろい話、あります??」
「あ、高木さん、処女なんすね」
「………」
メリメリメリ…
「うぉっ!床に頭めり込んでますよ!」
し、し、死にたい……
処女卒業どころの話ではない。
「しっかし、ほんとすげぇな。これ何人待ちですか。あ、何か返信しとかないと炎上とかしないんですか?」
「も、もう…やめてぇ…」
恥ずかしすぎて、ポロポロっと涙がこぼれる。
「わっ!もう、また泣く~酔って涙腺壊れたんじゃないっすか?」
「こ、こんなこと知られて、普通でいられるわけないじゃない~~こ、こんな…キモい…ことしてるって…処女のくせに…って…うぅっ…」
「へ?別にキモくないっすよ。
てか、やってること、俺とそんなに変わんなくないですか?」
「…はぁ?」
私は鼻声で聞き返す。
何言ってんだ、こいつは。
「さっきも言ったけど、俺は求められるからヤってるんで…高木さんもいろんな奴に求められるから相手してるんでしょ?
しかも内容見てたら、すっげぇ相手のこと盛り上げようとしてくれてるし。
…ははっ、こんなこと言われたら男は勃ちますわ」
橋本くんは、私の過去のページを見ながら笑う。
「相手のこと想って、テンションあげようとしてくれるなんて、人気も出ますね。
俺はそこまで思いやってヤッてるわけじゃないんで、高木さんの方がすごいっすよ」
「は、橋本くん…」
な、慰めてくれてる?
ちょっとアレだけど、良い奴なのかも…
ヤリチンサイボーグなんて言ってごめんね。
私はしゅんっと反省した(´・ω・`)
「よしっ、じゃあ俺らもヤリますか!」
「……この流れでぇ!!?」
「だって高木さん、ヤリたいって飲み屋で言ったじゃないっすか。
まぁあの時は、まさか処女とは思わなかったですけど」
「む、無理だよ、こんな自爆した後に…」
「大丈夫っすよ。nanaさんが出来るんだから、高木さんも出来ますよ」
「な、何言ってんの…」
「あれ、知らないっすか?」
橋本くんは私を引っ張りあげ、ベッドに座らせる。
「有名な言葉があるでしょ。『人間が想像できることは、人間が必ず実現できる』。
高木さんがイメージしたことは、きっと出来ますよ」
ニコッと笑ったと同時に、ベッドに押し倒される。
スマホ越しでは感じることのない、重さ、体温、声…
「ぜ、全然違うし~~」
「ま、とりあえず始めてみましょう」
そして、私は初めて、男の人とキスをした。
〈つづく〉
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