ノンジャンル 官能小説

まさか続きが気になる方がいるとは(^_^;)

かおりちゃんからのカミングアウト…それは既婚者でしかも2歳の子供までいると。

当時の私としてはかなりショックでした…女性からコクられる事も初めてだったし、久しぶりの彼女だったし。

カミングアウトされて、そう言えばあれ？って思う事も幾つかあって…携帯が流行り始めた頃だったので暇があればちょこちょこ電話してたんです、一応電話には出てくれるんですが『後でかけ直すね！』て言っていつも掛かってこない。

デートの日にちも向こうの都合、その他色々とつじつまが合わない事がありましたがこれで納得しました。

衝撃の事実が解った以上このまま付き合う訳には行きません、今のように浮気、不倫が当たり前のようにある時代じゃなかったし、人妻と付き合うなんて考えてもみない事。

私はかおりちゃんに辛いけど別れようと伝えましたがかおりちゃんは泣くばかりで話は進まず…ゆっくり時間をかけて話しているうちにかおりちゃんも落ち着いてきて。

『嘘を付いていてごめんなさい、でも貴方を好きな気持ちは本当なの』

『でも浮気はよくないよ』

『時間を下さい、旦那とは已に別居してるしいずれ離婚する予定です』

『わかった、１年だけ待つよ！それで答えを出して…』でも答えは意外にも早かった。

あの件から半年～７ヶ月くらいしたある日の夜にかおりちゃんから電話がきた、

『お久しぶりです、明日お時間ありませんか？会ってあの日の答えをお伝えしたいです』

翌日、池袋の喫茶店で会いました！結果的に『離婚は出来ませんでした、本当にごめんなさい』と。

理由を色々聞きました、当然かおりちゃんは離婚したかったようでしたがそう簡単には行かずかおりちゃん、旦那、双方の両親まで巻き込む形で再構築になったと。

『かおりちゃんが出した答えならそれでいいよ、これからも色々嫌な事辛い事もあるだろうけど家族3人で頑張って』と今にも泣き出しそうな気持ちでしたが精一杯見栄を張りました。

かおりちゃんと別れて２年後、私の30代は全てこの人に使ったと言っていいくらいの女性と出会う事になります。

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