文子にとって、電話Hは初めての事だったが、甘美な言葉を発しながらも、リードしてくれる隼人に満足をさせられた。
それでも、実際に抱かれるよりも、電話を切った後の虚しさは残った。
それなのに、体は情愛を満足に受けたように、陰唇はしばらくピクピクと痙攣していた。
電話口の隼人の言葉に従い、1時間ばかり自慰行為を続けていた文子の指先はふやけていた。
脱いだショーツは足元に放置されていたが、それを穿きなおす気力もないくらいに激しかった。
気だるさをようやく抑えて、ソファから立ち上がると昼食の準備に取り掛かったが、一人だし簡単なものなので、
すぐに済んだ。
気分を入替えるために部屋の片づけでもしようと思い、取り掛かろうとしたら、玄関のインターホンが鳴った。
カメラで確認してみると、隼人の姿が映っていた。
浩紀が帰ってくるまで、まだ3時間近くあり、隼人を拒む理由もなかった。
先ほどまで自慰行為をしていたソファに隣り合って座っているのに、隼人はなかなか会話を止めずに、文子に手を出そうとしなかった。
文子の方は体がすでに反応し、内心じれったさを覚えていたが、そこで自分から求めることに恥じらいを捨てていなかった。
突然隼人が話すのを止めて、文子のスカートの上から太ももに手を置いた。
軽く擦られただけで、文子の足は反応して少し開いてしまう。
「自分でスカート捲ってみて。」
恥じらいつつも隼人の言葉に従い、自ら太ももを露にしてしまうと、無意識に足をさらに広げてしまった。
そこに隼人の手が入り込んできただけで、じんわりと体が熱くなっていくのを文子は感じていた。
「腰を前に出して。」
恥じらいがあるのに、文子はまた言葉に従ってしまう。
スカートはさらに捲れ上がり、完全に文子のショーツを露にしただけでなく、まるで自分から隼人の手に股間を押し当ててしまっているような格好になった。
「熱いね…」
隼人は掌を文子の股間を覆いかぶさるように当てながら言った。
「脱ぐのと、捲るのとどっちが良い?」
文子の耳元で隼人は囁くと、文子は顔を真っ赤にして、潤んだ目を隼人に向けただけだった。
答えない文子のショーツの中に隼人の手が入ってくると、文子は腰をさらに前に突き出し、背もたれに頭だけが乗る姿勢になって、
両脚がさらに開いた。
隼人の指は文子が一番感じるクリトリスを中心に時折中にも入ってきた。
声を我慢する必要のない文子は女としての嬌声を素直に上げつつ、隼人に言われて、ゆっくりとショーツを脱いだ。
その間も隼人の愛撫が止むことはなく、午前中の事で敏感になっていた体は想像以上に反応をした。
心身ともに火照った文子に恥じらいがなくなり、隼人に言われるがままに自ら脱ぎ捨て、
求めるように隼人の服も全て脱がせた。
そして、自分からソファに座っていた隼人に跨るようにして、左手を隼人の首に回して、右手は隼人のものを軽く握りしごき始めた。
舌が絡み合う音と文子の荒い鼻息が妙に聞こえる。
隼人の手は荒々しく文子の乳房と乳首を中心に時折背筋に沿って、指が這い、それがまた文子の火照りを助長させた。
文子の方から徐々に下に向けて舌を這わせていき、そのうち自ら床に膝を付いた格好になると、
物欲しそうに隼人を見つめた。
「舐めたいの?」
分かっているくせに隼人はあえて意識付けするために言った。
頷いた文子の頬は真っ赤になり、隼人の答えを聞くと、今度は文子が隼人を焦らすように、舌を丁寧に横から這わせてから、
口に含んだ。
文子は後頭部を抑えられながら、時々喉の奥まで入れられたが、咽ながらも耐えていた。
今度は恨めしそうに隼人を見ると、隼人に促されて、ソファの前の小さなテーブルに両手を付き、ソファに座っている隼人に尻を突き出した。
隼人が尻穴から股間まで舌を這わせたときに、文子の陰唇が軽く痙攣し始めた。
「あれ?子宮まで俺のを欲しがってるんじゃないのか?」
文子は答えに困っていたが、そこに一気に後ろから突かれた。
そして、両肩に手を置かれて、テーブルから引き離されるように、繋がったまま隼人がソファに座り、その上に文子が隼人に背を向けた状態で乗る姿勢になった。
自重で、嫌でも奥まで入り、文子の子宮口と隼人の亀頭が擦りあった。
隼人の右手が文子の前に回り、クリを刺激したから、余計に体がよじれて、そこが擦りあっていく。
「ほら、文子さんの子宮が俺のを欲しがってるのが、伝わってくるよ。」
そんな言葉を言われたのは初めてで、戸惑ったが、体の動きを止めることが出来ずに、
何度も言われていると、本当に欲しがっているようにも文子自身も思えていた。
繋がったまま、文子の向きを変えて、舌を絡ませながらも、ピストン運動と言うよりは、隼人も文子も子宮に亀頭を擦り付けるような動きに終始していた。
そのうち隼人はわざと動かなかったが、文子はそれに気づかないほど、夢中で腰を振り、舌を絡ませ、隼人の言葉に酔った。
「子宮が俺のを欲しがってるから、もっと腰を動かして。」
それ以上、腰を動かせないながらも、頷いてしまう文子は完全に隼人に手なずけられ始めていた。
実際に文子の子宮は激しく疼き、隼人からの刺激を欲していた。
その間に何度もエクスタシーに達しながらも、腰の動きを止められずに、頭の中は真っ白になる文子は完全に隼人に堕ちた。
隼人に射精を伴う独特の波が襲い、それを文子に告げても、文子は一心不乱に腰を動かし、子宮にそれを擦り付けていた。
文子の両肩に手を置いて、一気に押し当てるようにして、下からも突き上げると、文子は嬌声と言うより、悲鳴を上げつつも、
放出時の振動に子宮から全身へと反応を見せた。
隼人の手が肩から下ろされた後も、文子は隼人の精液を搾り取るように腰を軽く動かし、隼人が舌を絡めるまで、それを続けた。
舌を絡めたまま、不自然にソファの下の床の上に二人して寝転がると、文子の全身が軽く痙攣していた。
肩で息をする文子はようやく「すごい…」と感想を一言漏らし、子宮の辺りを手で軽く撫でた。
「シャワー借りるよ。」
腰が立たない文子は浴室に向かう隼人を寝ころんだまま見送り、隼人が服を整えて家を後にするときも起き上がれなかった。
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