【第3話 見られたい女の子】
「今回のオーディションに見事合格を手にしたのは3番 山村あすかさんです。」
「やったぁー、ついに私も芸能界デビュー出来る。」
大手芸能プロダクションに所属している山村あすかは今年で20歳と芸能界ではやや遅いデビューとなった。
5歳の頃からレッスンを受けて、オーディションに受けては落ちてを幾度となく繰り返す毎日に嫌気をさしていた。
今回のオーディションがダメなら、芸能界を諦めてお見合いでもして結婚しようかと考えていたところだった。
幸い容姿が良かったお陰でプロダクションには内緒で受けていた企業数社から受付としての内定を頂いていた。
山村はこのオーディションを最後と決めてから、色々と今までのことを振り返ってみた。
毎回受けるオーディションでは、明らかに山村よりも容姿や体型で劣る女性が合格を手にしていた。
山村もその点が引っかかっていた。
「演技にもさほど差が見られないのになんでなの?」
そんな自暴自棄になった山村は20歳の誕生日と同時に生まれて初めてお酒を口にした。
「何でこんなものをみんな飲むのかしら?」
お酒の味に魅力を感じなかった山村だが、初めて飲んだお酒の洗礼を見事に身体に受けていた。
足元はふらつき、頭はボォーッとしていて頭痛が止まなかった。
身体も熱くなり、エッチな気分とは異なる高揚感に山村は変な感じを受けていた。
初めてお酒を口にしたのは、自宅からほんの僅かのところにあるバーであった。
店内は薄暗くジャズが心地よい音量で流れていた。
グラスを開けると山村は椅子から降りようとしたが、足元がふらついている山村はまともに立つことが出来なかった。
その姿を見た男性店員が慌てて山村の身体を支えてレジまで連れて行った。
財布から1000円札を抜き去り男性店員にそれを渡すとお釣りも受け取らず、千鳥足で山村は店を出た。
家まではほんの数百メートル。
自分の足で帰れる距離であった。
だが、想像以上に足が前に出なかった。
膝がガクッと折れて地面に伏すように倒れこんだ山村はしばしの間気を失っていた。
やがて、眩い光が山村を照らすとその光に反応したのか山村は目を開けようとした。
だが、その光はあまりにも眩しすぎて目を開けることなど出来なかった。
光が落ち着いてくるとようやく山村は目を開けることが出来た。
そこには見知らぬ店が一件山村の前に現れたのであった。
「『願望堂』?こんなのこんなところにあったかしら?」
山村はそんな事を考えながらも、目の前に忽然と姿を現した店の扉を開けて店内に入っていった。
店内は所狭しと見慣れないものがずらりと並んでいた。
「いらっしゃいませ。願望堂 店主の宇井といいます。ここにはあなたが望むものがたくさんあります。その中からあなたが本当に望むものを一つお選びください。」
そう言って宇井はレジカウンターの中に入っていった。
山村は宇井に言われた言葉に疑問を抱いたが、初めて飲んだお酒の酔いのせいか騙されてもいいっかという思いで、店内にある商品を一つ一つ眺めていた。
山村の目を引いたのが、『見られ草』というほうれん草にも似た野菜のようなものだった。
山村はそれを手にしてレジに向かった。
「おじさん、これ下さい。おいくらですか?」
「ははぁん、あなたは美しいから誰からも見られたいという願望がおありのようですね。これはそんなあなたにぴったりの商品です。お代はいりません。そのかわりあなたの大切なものを頂戴致しますから。」
そう言って宇井は奥にある部屋へと消えていった。
山村は少し怪訝そうな顔をしながらも店を出た。
袋を破り見られ草に噛り付いた。
味は普通の野菜のような葉っぱ独特の味がしたが嫌いではなかった。
山村はそれを全部食べきるともう一度願望堂を見ようと振り返った。
だが、そこには店という店は見当たらなかった。
そのかわりいつも見る風景が山村の目に飛び込んできた。
山村の頭の中にはハテナマークが何個も飛び交ったが、気にせずうちに帰ることにした。
オーディション当日、なぜかオーディションの監督から監督控え室に来るように言われた。
もしかして、今までのオーディションはすべてデキレースだったのかも、、、。
そんか疑惑を胸に抱きながら山村は監督が待つ控え室の扉を3回ノックした。
「失礼します。本日よりオーディションに参りました山村あすかです。」
元気よく扉を開けて挨拶をした山村の前には全裸で寝そべっている監督の姿がそこにはあった。
山村は初めて目にした男性のシンボルを見て思わず目を背けてしまった。
「あぁ、君か。近くにおいで。」
山村は恐怖を感じながらも監督の指示に従うべく、男性のシンボルが起立している横に近づいた。
「まぁ、座りなさい。」
山村は監督の横に座った。
否が応でも山村の目には監督の男性のシンボルが入ってきた。
チラッと横目で見たもののやはり恐怖心からなのか慌てて顔を横に振り監督の顔だけを見るようにした。
「あすかちゃんはまだ男を知らないみたいだね。右手を出してごらん。」
山村は監督に言われるがまま右手をそっと監督の目の前に出した。
監督は山村の手首を掴むとそのまま自分のシンボルを握らせようとした。
山村はそれに気づいてサッと手を引っ込めてしまった。
「オーディションに合格したいんだろ?みんかこうやって合格を手にしてきたんだ。それとも、あすかちゃんは不合格になりたいのかな?」
引っ込めた手をもう一度監督の目の前に出していき、今度は自分の意思で監督のシンボルを握りしめようとした。
手のひらの中に生暖かく柔らかい感触が伝わってきた。
想像よりも怖くなくむしろその感覚が山村の脳に響くようであった。
山村は監督のシンボルを上下に動かし始めた。
なぜそうするのがいいのか分からなかったが、山村は自然とそうするのがいいのではないかと思った。
監督の表情が艶かしいものへと変わっていった。
時折口から漏れる男性の喘ぎ声に山村は興奮を覚えた。
正座で座っていた山村の股間が熱くなり、腰を左右にモジつかせて快感を得ようとしていた。
監督の表情が険しくなると同時に監督のシンボルから白い液体が勢いよく綺麗な放物線を描いて飛び出していった。
「ぁあ、、、これが保健の授業で習った精液というものなのね、、、すごい匂い、、、でも、好きなにかも、、、」
山村の中で何かが変わり始めていた。
「あすかちゃん、オーディションに合格したいんでしょ。なら、この水着を着て課題を乗り切れば合格にしてあげるから頑張ってね。」
そういうと再び監督は床に寝転がっていびきをかいて寝始めた。
山村は自分の更衣室に戻って手渡された水着を広げてみせた。
「えっ、、、」
山村はそれを見て愕然とした。
乳首の部分が大きく丸く切り抜かれていて、それは隠すというよりもむしろ卑猥だと言わざるを得ないほどの水着だった。
下の方の水着も広げてみせた。
「そんなぁ、、、」
本来花弁を隠すために作られた水着のはずが、ちょうどその部分だけが縦長に切り抜かれた形であった。
山村は水着を持つ手が震え、卑猥すぎる水着に対してどうしようかと思案した。
「でも、これも芸能界にデビューするために必要なことだよね。」
山村は自分に言い聞かせるように口から言葉に出して自分を奮い立たせた。
山村は着ていたものを一枚ずつ丁寧に脱いで畳んでいった。
一糸纏わぬ裸体を全身鏡の前に写した。
完璧すぎるボディが山村自身をうっとりさせた。
先程監督から手渡された水着を鏡の前で着ることにした。
どう頑張っても乳首が開けられた穴から出てしまい、花弁の花弁さえも真正面から確認できるほど卑猥な水着だった。
「ぁあああ、、こんなの、、裸を見られるよりも、、恥ずかしい、、、」
鏡に写る自分の姿に山村の身体は徐々に変化をもたらしていった。
白い肌がほんのり赤く染まっていき、呼吸が心なしか速くなっていた。
山村は自分の姿を鏡で見ながら右手を花弁に伸ばしていった。
クチュ、、、
卑猥な音が更衣室に広がっていった。
「ぁああ、、なんていやらしいの、、あすかはこんなにもいやらしい女の子だったの、、、」
指で花弁に触れただけでは収まらず、山村は指を花弁の中に差し込んでいった。
「はぅ、、ぁあん、、あっ、、んんっ、、、」
自分の指がこんなにも気持ちがいいだなんて初めて山村は思った。
花弁を弄る指の動きを止めることが出来なかった。
クチュクチュという卑猥な音がどんどん大きくなるにつれて、山村の身体はますます敏感になっていた。
「ぁあああ、、見られたい、、もっとあすかのいやらしいところを、、、見てもらいたい、、ぁあああ、、」
そう声を出したことで山村は一気に興奮が昂まり立ったまま絶頂を迎えてしまった。
激しく指を出し入れしていたこともあり、山村の全身を写していた鏡に花弁から溢れた蜜が飛び散っていた。
「山村あすかさん、本番です。」
余韻に浸っていた山村の元にオーディションのスタッフ男性がノックもせずに扉を開けた。
「キャーーーッ、、、」
思わず悲鳴をあげてその場にしゃがみ込んだ山村にスタッフは、「時間がないので急いで下さい。」と詫びるどころか仕事に早く行けよといったイライラ感を感じた。
山村は急いで立ち上がり本番のステージの上に上がった。
最終選考に残ったのは山村を含め5名だった。
みんなどこかのオーディション会場で見たことがある顔ばかりだった。
お世辞にも綺麗だとか可愛いだとか言えるような人は山村以外にはいなかった。
だけども、監督は山村に卑猥な水着を渡した。
その真意は一体何なのかわからぬまま山村はステージに立った。
選考はいたって単純で与えられたセリフを演技するということだった。
1番と2番の子の演技が終わっていよいよ山村の番になった。
山村は大きく息を吸い込んでは吐いて、深く深呼吸をした。
「3番 山村あすかです。よろしくお願いします。」
緊張していたのか自分がどんな水着を着ていたのかさえ分からぬほどの精神状態であった山村だったが、審査員の目線が山村の胸と股間に注がれていた。
山村は目線を落として自分の水着を確認した。
「あっ、、、」
ようやく自分がどんな水着を着ているのか把握した。
だが、本番中である。
そんな山村の頭の中にあの願望堂で見た『見られ草』という文字が浮かび上がった。
その瞬間山村の頭の中で何かが弾けた。
ゆっくりと両足を開いていき、腰を下ろしていった。
ガニ股のような格好をした時、審査員の目が一斉に山村の股間に注がれた。
(ぁああ、、見られてる、、あすかの卑猥な花弁を見られてる、、もっとみて、、、あすかのいやらしいところを、、もっとみて、、)
山村は人に見られることでどんどん興奮していった。
ステージに立つ他の女は山村の行動に軽蔑の眼差しを向けていたが、山村にはそのことすら快感に変わっていた。
山村はガニ股の体勢まま上体を後ろに反らして両手を床につきブリッジのような体勢をとった。
審査員からは山村の花弁が丸見えとなって、その中心部から溢れ出ている蜜がはっきりと見て取れた。
ヒクヒクと蠢く花弁が見る人を惹きつけるほどのいやらしい動きを見せていた。
花弁から溢れる蜜がトローンと花弁から滴り落ちてきた。
その蜜はゆっくりと花弁から溢れるとゆっくりと糸を引くように落ち始め床に溢れていった。
床はみるみるうちに大きな水溜りを作っていった。
「ありがとうございました。」
審査員の一人がそういうと、山村は上体を起こそうと両手で床を強く押し、起き上がりコブシのように身体を跳ね上がらせた。
4番の子の憎いまでの視線が山村に注がれていたが、山村は自分のいやらしい部分を見られたことによる興奮で全くそれに気づいていなかった。
4番、5番の演技が終わると再び更衣室へと戻った。
その道中、廊下で山村は他の女に食ってかかられていた。
「一体どういうことなの?あんないやらしいことをして点数を稼ごうだなんて。」
「あんたの花弁なんかぐちゃぐちゃにしてやる。」
そう言って山村以外の四人の女は山村を廊下に押し倒して、山村の身体の隅々まで危害を加えていった。
どれほど時間が経ったのだろうか?
山村が目を覚ましたのは病院の一室であった。
隣には監督が座っていた。
「いい絵が撮れたよ。さすがあすかちゃん。今回のオーディションが何なのか知っているんだろ?」
「えっ?知らされてませんよ。映画の主役としか聞いてなくて、、、。」
「うん、それは間違いない。ただし、タイトルは『女優の卵 見せたい女、同性にレイプされる』というAV企画なんだよね。」
「えっ、ちょ、、ちょっと、、待って、、」
「あすかちゃんも分かってると思うけど、20歳でデビューなんて出来るはずないじゃないか?それでも、俺が手渡した水着を着て見られたいと思ったんだろ?お前は真性のM気質なんだよ。お前の望み通りエロい男性にいっぱい見られるようにDVDにして販売してあげるから。」
山村は自分の身体が震えているのがわかった。
だが、それは恐怖ではなく不特定多数の人に自分のいやらしい姿を見られるといったことによる武者震いのようなものだった。
山村の花弁からは蜜がまた溢れ始めていた。
小さい頃から自分を見られたいと思っていたのは、女優としての自分ではなく山村あすかの内面の持ついやらしさを見られたいということだったのだとその時感じた。
今回の『見られ草』は、女優の卵である山村あすかの本心をうまく引き出してくれました。
見られそう、いや見てもらいたいといった山村あすかの真の願望が現れた瞬間でしたね。
山村あすかの大切なもの、そうそうそれは彼女の羞恥心という恥じらいをもらいましたよ。
これから彼女はDVDの中で活躍していくことでしょう。
こうして見られたい女、山村あすかはのちにAV界を席巻するほどの大女優となることはまだこの時は誰も知らなかった。
どうですか?
あなたの願いも叶えてみませんか?
あなたが強く願えばいつでもあなたの前に願望堂が現れますよ。
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