「おっ、、おまえ、、これをどうしたんだ?」
木村の表情が狼狽えていることに僕は気づいた。
「それは、、、」
事の顛末を木村に話した。
「そうかぁ。武川は想像以上に好きモノなんだな。うーん、、、平田。お前と俺で武川の奴を奴隷にしてみないか?」
僕は木村の口から発せられた「奴隷」と言う言葉だけが異様に頭の中に残った。
「平田。どうなんだ?」
木村の言葉に僕は無言で「うん」とクビを縦に振って承諾した。
二人でトイレを出るとそれぞれの教室に戻り授業を受けた。
放課後、木村は僕の教室に来て僕を呼び出した。
「おいっ、平田。一緒に帰ろうぜ。」
その声に教室内はしんと静まり返った。
教室にいる生徒誰もが不良の木村に僕が呼び出されて何かされるんじゃないかと。
先ほどまで談笑していた女生徒もピタリとその会話をやめ、男生徒も木村と目線を合わさないように俯き加減の姿勢をとった。
僕は帰る支度をすると小走りで木村のところに駆け寄った。
木村が僕の肩に手を回し廊下を二人で歩いた。
廊下はモーゼの十戒のように道が開けていった。
「平田。お前今日暇か?」
「うん。」
「それはそうと、俺のことは勇作と呼んでくれ。お前の下の名前は何て言うんだ?」
「誠二です。」
「じゃあ、誠二。よろしくな。それと俺らタメなんだからタメ口でいいぞ。なんせお前は俺にとっての初めての友達なんだからな。」
「えっ?」
「俺なぁ、喧嘩がちょっとばかし強いからといって誰も俺に近づきたがらないんだよな。根はスケべなだけの高校生なのにな。お前に武川の写真を見せてくれた時、あぁこれが青春かって思ったわ。まあ真面目ではないけどこれからもよろしくな。」
勇作の顔は少し恥ずかしそうな表情を見せていた。
「それより誠二。どうやって武川を奴隷にする?俺も勢いで言ったけど、本当のこと言うと童貞なんだ。ははっ」
僕は内心安心した。
力では全く敵わない勇作だったけど、ことセックスに関しては僕はさっき童貞を卒業したし、
、。
何だか小さな優越感が芽生えて来た。
「ゆ、、勇作、、、」
「おぅ、誠二何だ?」
「勇作は武川先生をどのようにしていきたいんだ?」
「そうだなぁ、俺は授業中武川がおまんこにリモートローターを突っ込ませて、こっちでリモコンを操作して快楽を我慢する表情をさせたいな。まぁ俺らの言いなりってのが理想だけど、まずは手始めにそれぐらいかな?」
「誠二はどうなんだ?」
「僕は武川先生に毎日ノーパンノーブラで過ごしてもらって、みんなに好奇の目で晒させたいな。それから縄で縛って服を着てもらって授業をさせたいな。」
「おおっ、誠二。お前すごいな。さすが脱童貞男だな。わっはっはっ。」
僕らは笑いながら校舎を後にして駅前にあるカラオケボックスに足を向けた。
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