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5
投稿者:はるまき
today´s DETA
physical age:15
height:161㎝

*********

「っくぅぅ~はぁ、あんま眠れなかった…」

大きくあくびをしながら身体を起こす。

昨夜、このベッドで私は来島くんと…

「………あぁぁ!朝からなに考えてんの!」

深呼吸していると、リビングから賑やかな声が聞こえる。

「すげぇすげぇ!見てよ、だいぶ腹筋とかついてるよな!?」

〈この頃にはだいぶ筋力も上がってきたもんねぇ。背はまだまだだけど(笑)〉

「うるせーよ。それでも一晩で10㎝以上でかくなると視界が違うわ~」

嬉しそうにぴょんぴょんと跳ねる来島くんは、15歳の姿になっていた。

まだまだ子どもだが、それでも昨日よりは成長している。

「あ、榊おはよー!なぁなぁ、本当に起きたら変わってた!すげぇよな~」

「お、おはよ。うん…びっくり。それに来島くん…声、昨日より低くなってる」

「あっ!声変わり!?よっしゃ、女みたいな声で嫌だったんだよ~
お、もうすぐ榊の身長も追い抜きそうだな~
へへへ♪」

来島くん嬉しそう。

そうだよね、早く戻りたいよね。

〈順調な滑り出しだね。
良かったねぇ「お姉ちゃん」とエッチできて~〉

クスクスと笑いながらコニーちゃんが茶々をいれる。

『っあ…う、ぁああんっ!!』

昨夜の半泣きでイッてしまった来島くんの姿を思い出し、真っ赤になってしまう。

「…てめぇ、覚えてろよ…」

来島くんも真っ赤になり、急に大人しくなる。

「あっ!あ、朝ご飯にしよっかぁ~」

私は恥ずかしさを消すように、明るく声をかけた。

*********

「土曜日だしさ、どっか行かない?」

昼ごはんを終えたあと、手持ち無沙汰な来島くんは私を誘ってきた。

「え?何言ってんの、知り合いにでも会ったらどうするの」

「…俺だって分かる?」

「……分かんないと思う」

ほんのりと面影があるとはいえ、知らない人が見たらただの美少年だ。

「身体動かしたくてウズウズしてんだよ~ボウリングでも行こうよ!」

「もぉ、仕方ないなぁ…」

〈おっと、デートですかい?じゃあ私も一緒に…〉

「「ダメ!!」」

声を揃えて断られたコニーちゃんは、ぷぅっと頬を膨らましてベランダに飛んでいく。


「大人2人、1ゲームで」

「えっと…大人…?」

店員さんが来島くんをまじまじと見る。

「あっ!す、すみません、大人1人、子ども1人で…」

「かしこまりました~」

ふぅ、と席についていると、後ろの球置き場から来島くんの呻き声が聞こえる。

「ど、どうしたの?」

「14ポンドが…持てな…くっ、重い…」

「今は15歳なんだから仕方ないよ。ほら、10か11くらいなら何とか持てるんじゃない?」

「い、嫌だぁぁ…嘘だろ……うがっ」

ガクンっと落としそうになる。

「もう、危ないでしょ!11で投げなさい!」

私は隣の棚にあった球を手渡す。

「やだよぉ、かっこ悪ぃ…」

「じゃあボウリング無しだよ!」

「いやだぁ~~」

私たちのやり取りを、近くのお客さんが「可愛いー」「姉弟かなぁ?」とクスクス笑いながら見ている。

カパーン!!

「よっしゃ、ストラーイク!」

「すごーい!」

渋々11ポンドの球を受け取った来島くんは、最初こそふて腐れていたが、ストライクを連投してすっかりご機嫌になっていた。

「見た?今の見てたぁ!?」

ニコニコと無邪気に笑う来島くんはとても可愛い。

「俺ちょっと飲み物買ってくる~」

ふぅ、コニーちゃん。これはデートと言うより子守りだよ。

それにしても、あの姿だから自然に見えるけど、来島くんって案外負けず嫌いで子どもみたいだ。

ちょっとおかしくなってニヤけてしまう。

「あれ、榊さん?」

「え?」

声をかけられ振り返ると、同じ部署の矢野くんが立っていた。

「やっぱ榊さんだ。こんなとこで会うなんて偶然だねぇ」

「わー矢野くん。びっくりしたぁ」

「矢野の知り合い?あ、女の子じゃーん♪」

どうやら数人の友だちと来ているようで、ワラワラと席に寄ってくる。

「矢野の同僚なんだ。名前は?」

「友だちと来てんの?合流しようよ~」

など騒がしく聞かれる。

「お前らうるさい。ごめんね~でも榊さんが良かったら、ぜひ一緒にどう?俺も榊さんともっと話してみたかったし」

にっこりと矢野くんが微笑む。

「いや~その…」

どうしよう、こういう時にヘラヘラと曖昧に笑ってしまうのも、私の悪い癖だ。

「ダメ」

ハッと振り返ると、ジュースを両手に持った来島くんが不機嫌そうに立っていた。

「えっと…榊さんの弟さん?」

「え!?あ、いや~」

「…いとこです!」

ドスンッと私の横に座り、みんなはキョトンとしている。

「…デート中なんだよ。邪魔すんな」

そう言って私に片方のジュースを手渡してくる。

来島くんの言葉に、男性陣は「うぉ、ヤキモチ!?」「か~わい~」と笑う。

矢野くんはポンッと来島くんの頭に手を置き、頭を撫でながら

「デート、邪魔してごめんな」

と微笑んで去っていった。

私にもヒラヒラと手を振っているので、思わず振り返すと、キッと来島くんに睨まれる。

「お前なぁ~あんなナンパ、ヘラヘラしてないできっぱり断れよ!」

「だって矢野くんの友だちだし…言いにくいじゃん」

「言いにくくても意思表示くらいしろよ!だから俺だってあんなこと言わなくちゃ…」

「あんなこと?」

「……何でもない。ほら、帰るぞ」

「えぇ!?まだ終わってないのに…ちょっと待ってよ」

家に帰るまで来島くんはほとんどしゃべらず、私も何となく話しかけられなかった。

ガチャンッ、バタンッ、ドスドスドス…

〈おかえり~
コニーちゃんを仲間外れにしたデートは楽しかったかい?って…なに、来島くん怒ってんのぉ?〉

「怒ってない!」

来島くんは、バタンッと寝室に1人で入ってしまった。

〈…めちゃめちゃ怒ってんじゃんね。塔子ちゃん、何したわけぇ?〉

「実は…」

事の顛末を伝えると、コニーちゃんはおかしそうに笑う。

〈キャハハハ!それ完全にヤキモチじゃーん!それで頭なでなではキツいわぁ(笑)来島くんプライドずたずたねぇ~〉

「しー!しー!声が大きい!」

バンッ!!

雑誌か何かがドアに向かって投げられたのだろうか。

〈うぷぷぷ、それにしても可愛いじゃない。ヤキモチなんて案外子どもっぽいとこあるのねぇ〉

「私とはもう付き合ってないんだから、何をそんなに怒るかなぁ…」

〈塔子ちゃんは男心が分かってないのねぇ~〉

やれやれとコニーちゃんは笑う。

ガチャンッ

〈おっ、来島くん。ご機嫌直ったかなー?〉

「……」

無言で来島くんは玄関へ行き、外へ出てしまった。

「えっ、えっ、どうしよう。家出??」

〈落ち着いて。やつは25歳の成人男子だから大丈夫よ〉

15分もしない内に来島くんは帰ってきたのでホッとした。

何やら買ってきたようで、コンビニ袋をガサガサさせている。

そしてリビングに入るやいなや、無言で私を引っ張る。

「え?な、なに。どうしたの?」

「……コニー」

〈はいはい。勝手に入ったりしないから、ごゆっくりどうぞ~〉

「…こっち来て」

「え、来島くん?えっ!?」

ガチャンッ

ボフッとベッドに座り、ここに座れと言わんばかりに、自分の隣をポフポフと叩く。

「は、はぁ…失礼します…」

ちょこんっと隣に座ると、来島くんはガバッと頭を下げた。

「さっきはごめん!キツくあたった!」

「えっ!?あ、いや全然いいだけど…でも私、そんなに怒らせるようなことした…?」

「…そういうわけではないんだけど…」

「だって…怒ってたよね」

「…あれは何て言うか……だって俺、すげぇかっこ悪かったじゃん」

「え?」

「ボウリングの球も持てねぇし、ナンパだって追い払えねぇし、矢野に頭なでられるし…」

「いや、だってそれは…来島くんは今子どもなんだし」

「見た目こんなんでも、男としてのプライドはあるんだよ…あー超かっこ悪ぃ…」

はぁぁ~と頭を抱える。

「ふっ…来島くんみたいなすごい人でも、そういうこと思ったりするんだね」

「え?すごいってなんだよ。普通に思うよ、当たり前じゃん」

「だって来島くん、何でも出来るし、いつも自信に満ちてるって言うか、それに見合う実力もあるし…」

「そんなの全然…普通にへこむし、悩んだりもするし…てか実際、今へこみまくってるし…」

「ははっ!もぉ、へこまないでよ~
さっきの…かっこ良かったよ。今の来島くんなりに、私のこと守ってくれたんだよね。
…嬉しかった。ありがと」

「榊……」

「……え?ちょ、ま…」

来島くんに手を掴まれ、ジリジリと顔が近づく。

「榊…仲直りエッチしよっか」

「い、いや、別にケンカしてないじゃん!
んぐっ…ちゅむ…むちゅ…んふ…」

口をふさがれ、舌が入ってこようとする。

びくんっと動かした手に、ガサッとさっきのコンビニ袋があたった。

「あ、ほ、ほら。何か買ってきたんでしょ?なに買ったの?お菓子かなぁ~?」

何とか話をそらそうとして、袋をのぞくと『コンドーム 6個入り』の文字。

「昨日はごめんな。ちゃんと今日からつけるから」

「いやいやいや、そういう問題じゃ…いや大事なことではあるんだけど…」

「………お姉ちゃん、もう俺とエッチしてくれないの?」

悲しそうに首をかしげる来島くん。

「!!そ、それやめてぇ~」

「じゃあ、エッチしてくれる?」

「ちょっとぉ…男のプライドはぁ?」

「…まさに見せどころだよ」

ガバッと私は押し倒され、いろんな所にキスをされていく。

「っん…ふぅ…あ、ん」

「キスしただけでトロトロになってる」

下着に手を入れられると、くちゅくちゅと恥ずかしい音がする。

「あっ、や…んぅ…」

「…案外、こういうアブノーマルの方が好き?」

「ち、違っ…ぅあっ、んん…」

「昨日よりちょっとはでかくなってると思うんだけど…」

そう言うと、来島くんは大きくなったぺニスを出し、ゴムをつけていく。

「…すぐにイキませんように」

祈るように呟き、私に挿入する。

「んぅぅ!あぁ…」

「や、ば…でも、何とか…ぅう」

来島くんは必死で我慢しながら、ゆっくり腰を動かす。

ぬちゅっ…ぐちゅんっ…

「っはぁぁ…やぁぁ…」

私は華奢な彼の腕を掴み、ゾクゾクする快感に耐える。

少し慣れてきたのか、彼はちょっとずつ私の奥を突っつくように動いてくる。

「…お、お姉ちゃんの中…あったかくて気持ちいい…」

「だからそのプレイはいいから…そういう趣味があるわけじゃ…ぅっ、んあっ!」

「…いくら子どもの姿でも、俺とセックスするのしんどいだろ…せめて、相手が俺じゃないって思ってもらえたら…んっあぁ…」

「だからって…それは…恥ずかしすぎるからぁ!!」

私の下半身にギュッと力が入る。

「っあ!わっ…やば、く、ぅあぁぁ…」

ビクビクと来島くんは震え、射精したあとクタァと私の上に倒れこむ。

「はぁっ、はぁっ…さ、3分はもったか…?」

呼吸を荒くしながら来島くんはグッタリとしている。

子どもの身体には2日連続セックスするなんて相当キツイのかもしれない。

そっと頭をなでると、来島くんは潤んだ目で私を見る。

「…別に、子ども扱いしてるわけじゃないから…
お疲れさまって気持ちだから…」

「うん…ありがと。もっとなでて」

来島くんが嬉しそうに笑ってすり寄ってくる。

私は彼が眠りにつくまで頭をなで続けた。

しかし…

〈そろそろ入るよ~昨日よりは頑張れたかい?〉

「あっ!コニーちゃん!来島くん、すごい熱なの!どうしよう!!」

〈ありゃりゃ~2日連続はさすがにしんどかったか?〉

「これって呪い?私のせい?どうしよう、ねぇどうしたら…」

〈大丈夫だから落ち着きなって。
おそらく来島くんの身体は、明日には17歳前後になるはずよ。
私の調べでは、彼は高校に入って2年程で身長が15㎝近く伸びるの。
それが一晩に起きようとしているのよ。
成長痛も全身に起こってるだろうし、身体もビックリして熱が出ちゃったのね。
明日には解熱するし、むしろ呪いが少しずつ解けてる証拠よ~〉

へなへなと私は力が抜けた。

「よ、良かったぁ…死んじゃったらどうしようかと…」

ポロポロと涙がこぼれる。

〈おやおや、下半身が使い物にならなくなれ~とまで思ってたのに、そこまで人間の気持ちって変わるものなのねぇ~〉

「っ!び、ビックリしたのよ!私のせいで死んじゃうとか嫌でしょ!!
あ、タオル持ってくる!」

涙を拭きながら、バタバタと部屋を出る。

〈本当に仲直りエッチになればいいのにねぇ。
ねっ、来島くん?〉


つづく

※元投稿はこちら >>
18/05/23 16:38 (flHZMifS)
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