それからお互いの家族の事を話した。珠緒には姉(27)と弟(20)がいると言っていた。…それから一週間が経ち俺達は珠緒の実家に言った。珠緒の両親と兄弟は気さくな人達で「珠緒の事を宜しく」と言ってくれた。その日は珠緒の実家に泊まった。「楽しくていい人達だね?」と言うと「うん…自慢の家族なんだ」と嬉しそうに言った。…それから一週間が経った。その日は珍しく休日出勤があった。帰ると珠緒が夕飯を作ってくれていた。俺はつい仕事の愚痴が出た。「どうしたの?」「あのね…俺の部署で1人辞めたんだ…そのツケが回ってきてさ」「だから今日仕事だったんだ?」「そうなんだよ…この忙しい時期にさ」と言った。「大変だね…お疲れ様でした」と言ってくれた。「珠緒はどう?忙しいの?」と聞くと「私…何か仕事が嫌なんだよねぇ」と言った。「嫌?」「うん…セクハラがあるの」「セクハラ?」「うん…私課長に何回かお尻触られた」と言い「止めて下さいって言ってるのに…もう辞めようかな」と言った。「じゃぁウチの会社来る?辞めたの女の子なんだよっ…付いていけないって言って」と言った。
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