僕たちはフロントで受付を済ませると薄暗い廊下を腕を組みながら歩いた。
その姿はまるで愛を何回か重ねた恋人たちのようであった。
電球が点滅している部屋の扉に手をかけて、彼女をエスコートした。
中に入ると「わぁ、初めて見た。可愛らしい部屋ね。ここでこれから直さんと、、、恥ずかしけどなんだか嬉しい気持ちでいっぱいです。」とゆかりが声を出した。
彼女のその言葉と仕草に僕の胸はグッときた。
この部屋しか空いていなかったから選んだものの、この部屋には様々な仕置ができる道具がたくさん備えられていた。
初めてセックスを体験する彼女に対して本当に使ってもいいのか頭の中で何度も自問自答を繰り返していた。
彼女は大の字になってベッドに飛び乗った。
「わぁい、なんだかお姫様になったみたい。ねぇ、この 頭の先にあるこのスイッチって何なの?」
そう言いながら彼女の指はスイッチを押していた。
部屋内の灯りが暗くなり、電球がピンク色を示した。
「ぁあん、なんだかいやらしい色。こんな色を見たら身体がなんだかムズムズしてきちゃった。ねぇ、直さん。横に来て。」
僕は彼女の左横にそっと寝転んだ。
「私なんだか夢を見ているみたい。こうして好きな人とこれからエッチなことをするんだなぁと思うと幸せなんだなぁって思っちゃう。」
隣で喋っている彼女の言葉一つ一つに僕の胸が熱くなっていった。
僕は右手を彼女の肩に回した。
彼女の身体を自分身体の方へ手繰り寄せた。
彼女の顔が僕の顔の前に来た。
ゆっくりと目を閉じて唇をそっと差し出すゆかりがそこにいた。
僕はその潤いのある瑞々しい唇にそっと唇を重ねた。
「んんっ、、、ふはん、、、」
彼女の口から空気とともに声が漏れて来た。
舌を入れると彼女はそれに応えるかのように舌を絡ませてきた。
唾液がたっぷりとつけられていた彼女の舌はヌメリが感じられるほどの粘性を帯びていた。
僕はそれを舌先で拭って自分の口の中に入れた。
舌先を彼女の上顎のザラついた部分を舐めていった。
「あっ、、、ぁあん、、、んぐっ、、はぁん、、」
彼女の口からは可愛らしい喘ぎ声が漏れ始めていた。
僕は右手を彼女の左胸の上に置き、ゆっくりとその膨らみを揉み上げていった。
※元投稿はこちら >>