男性の声が耳元で聞こえ僕はゆっくりと目を覚ました。
僕の胸の上にはゆかりが気持ちよさそうに涎を垂らしながら寝ていた。
「君たち、立ち入り禁止の看板が見えなかったか?今すぐここから立ち退きなさい。わかった?」
そうはっきりと僕の耳は言葉を感じ、慌てて彼女の肩をポンポンと叩いて身体を起こした。
その男性は紺色の制服に身を包んだ公園内に配置された警備員であった。
歳の頃60ほどの初老の老人だったが、背筋をピンと伸ばしたその姿勢は、今時の若い子よりもしっかりとした佇まいだった。
警備員はブルーシートをたたむのも手伝ってくれた。
僕たちがブルーシートをたたんでいるうちに彼女は脱ぎっぱなしになっていた水色のレースのパンティを急いで履いた。
ブルーシートをたたみ終わると警備員さんは笑顔で僕たちに手を振ってくれた。
駐車場に戻った僕たちは喉が渇いていたのを思い出し、近くにあった自販機でジュースを買って一気にそれを飲み干した。
「ぷはぁ、、生き返るぅ、、」
彼女の声はまさに心の声のようだった。
実際あれだけの量の愛液を濡らしていると喉も乾くであろうと簡単に推測できた。
僕は助手席の扉を開けて彼女をエスコートした。
運転席に乗り込んだ僕は彼女の顔を覗き込んで、彼女の潤んだ瞳を眺めていた。
その目がゆっくりと閉じられていく。
全てを僕に許してくれるサインかのように目を硬く閉じていた。
僕はゆっくりと彼女の唇に唇を重ねた。
静けさの中、リクライニングシートを倒し僕と彼女はお互いを抱きしめるかのように背中に手を回した。
※元投稿はこちら >>