車を降りた彼女はどこか落ち着きのない様子でこちらを見ていた。
僕は彼女の下半身に目をやると、彼女の太ももは引っ切り無しにモジモジと擦り合わせていた。
「直さん、、、おトイレに行ってもいいですか?」
僕はこれでさっきの彼女の行動に合点がいった。
僕は彼女の手を握ると彼女も僕の手をしっかりと握り返し、公園内にあるトイレへと向かった。
トイレに着くと彼女は僕の手を離し急いで中に駆け込んだ。
誰もいないトイレは閑散としていて、彼女の一挙手一投足すべての音がトイレ内に響いていた。
個室に入る音。
鍵を締める音。
ワンピースの裾をめくった音。
パンティを下ろした音。
便座に腰を下ろした音。
そして、勢いよく彼女のあそこから放出されたであろうお小水の音、、、。
トイレットペーパーのカランカランという音とともに水が流された音が聞こえてきた。
水の流れる音が止むと個室の扉が開く音がして足音が聞こえてきた。
一度足音が止み次に蛇口をひねる音。
水が流れる音が聞こえ再び蛇口をひねる音。
そして彼女の足音。
僕の耳にはあたかも僕の目の前で彼女がどのような行動をとったのかが分かるほど鮮明に脳に映像として映し出された。
「お待たせしました。」
ニコッとした笑顔を覗かせながらゆかりは僕の手を握りしめてきた。
二人で手を繋ぎながら公園の中を歩いて行った。
それはまるで二人が恋人同士であるかのように。
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