ある会社の思い出35
移動1
悠美さんは、ノーパンのまま、さっき僕がドライヤーで乾かしてあげた業務用のツナギを着た。風呂でシャワーを浴びせあう前に脱いで、また着けたブラは光沢がある小さな黒のブラ。
ツナギをよく見るとお漏らししちゃったところが、夏の雲の輪郭みたいにモワモワの線になってたけど、誰も気づかないと思う。
悠美さんは1ルームの部屋に戻って、ゴミ出し用のビニール袋に身を乗り出して、「パコパコ、じゅるじゅるバスツアー」6枚を全部取り出した。
「林葉さん、これ、ほんとに捨てるの?」
かわいらしく小首を傾けて僕の目を覗き込むような表情の彼女。
「うん、もう要らない」
(悠美さんみたいなステキなひとと知り合えたんだもん、、、もう要らない)
「それじゃあ、もらっていいですか?」
あげちゃうのは簡単だけど、こんなくだらないAVでオナニーして欲しくなかったから、複雑な気分になる。でも、次の言葉に感激した。
「林葉さんに会えない間、コレ見て、どんなSEXが林葉さんが好きか、わたし勉強しておきたいの。こんなにハマっちゃったんだもん、きっと好きなSEX詰まってるよね?」
僕は苦笑い。
「見抜かれちゃったね。でも激しいのが多いよ、、、」
「大丈夫、わたし林葉さんが好きなSEXなら、なんでもしてみたい。されてみたいなっ」
思わず僕は、シリーズ4作目で何回も出てくるシーン(コートの下は裸のまま、恥ずかしがる女優に街中を歩かせる)やシリーズ5作目のSMの場面(アイマスクをした女優に異物挿入オナニーをさせる)を思い出す。
悠美さんにそんなことをさせたくないような、させたいような微妙な気分。
でも、奉仕型の悠美さんは、すすんでしてくれるんだろうな。そんなことを思うと、それだけでドキドキする。
でも言葉は気持ちと裏腹に、、、
「過激なシーン多いけど、ヘンタイだなんて思わないでね」と、僕
悠美さん
「男はみんなヘンタイだって、お姉ちゃん言ってましたよ。それに、林葉さんがヘンタイなら、わたしもヘンタイになります」
僕は、悠美さんがひとりっ子だと思ってたけれど、お姉さんがいるんだと意外な気がした。それに「林葉さんがヘンタイなら、わたしもヘンタイになります」なんて、イイ子だなと思う。
そこで、悠美さんの携帯に電話が入る。
「はい。そうです。4区担当の村田です。、、、、なるほど、、、、そうなんですね。、、、、それでは松田様のお宅には午後1時50分にまいります。、、、、はい、、、、ええ、大丈夫です。、、、そうです、、、はい、、、直帰して添付で配送課に送ります。」
当たり前だけど、仕事の電話にはてきぱき答える悠美さん。hなこと大好きで、とことん甘えてくれるところとのギャップが魅力的。
「今日はラッキーだな。次の仕事、50分、繰り下がりました。ちゃっちゃっと昼食べなきゃ、、、。その前に林葉さんにわたしの電話教えるね」という彼女に、僕は一緒にランチを食べに行こうと提案。
「うれしいなっ、そうしましょ」
外に出ると分厚いファイルを小脇に抱えたツナギ姿の悠美さんが手をつなごうとしてくる。それにこたえて、恋人つなぎで歩く僕たち。角の牛丼屋で、同じ並盛り牛丼を食べた。カウンター席で牛丼を待ってる間も、隣から手を伸ばして、僕の逸物をさすり続けてくれる悠美さん。話もまっ昼間の牛丼屋にはふさわしくない過激さ。
悠美さん
「ねぇ、ねぇ、林葉さん。さっき、気持ちよかったね」
僕
「そうだね、気持ちよかったね。
でもさ、もう林葉さんはやめてよ。
宗介か、宗介さんでいいよ」
悠美さん
「うん、わかった。じゃあ、気分で宗介か宗介さんか、どっちかで呼ぶね。わたしのことも「悠美」か「ゆうみちゃん」でいいよ」
「わたしのからだ、感じた?」
僕
「うん、すごく感じた。悠美さんは?」
悠美
「わたしもすごくよかった。宗介のアレって、大きいよね?」
僕
笑いながら「うん、巨根」
悠美
「あのこじ開けられる感じが好き。めりめりって音聞こえる感じ。また、燃えてきちゃうなっ」
そう言いながら、カウンター席のテーブルの下で僕の逸物をぎゅっと握る悠美さん。
僕
「会う度にいっぱいしようよ」
悠美
「うれしいなっ。わたしの穴という穴に、宗介のアレ入れてみたい」
僕
「穴という穴って、、、無理だと思うなぁ」
2人とも爆笑
悠美
「ねぇ、数えてみない?アレ入れるとこ想像しながら、わたしのからだの穴、何個あるか、数えてみようよ」
僕「あそこ、、、オ◯ン◯」
悠美「口の中、、、」
僕「お尻の穴」
悠美「宗介、やらしい、、、」
「右の鼻の穴」
僕「左の鼻の穴」
悠美「涙腺。右目の涙腺」
僕「左の耳の穴」
悠美「右の耳の穴」
僕「左目の涙腺」
悠美「おへそ」
僕「えっ?へそは穴かな?」
悠美「気にしない、気にしない」
僕「右の乳首のおっぱい出る穴」
そこで悠美さんは、いたずらっ子のような表情で、僕をのぞいてから、僕の手を取り、自分の胸に押し当てさせて、、、
悠美「ここね?」
カウンターの向かいの客がこっちを見て唖然としてる。
悠美「左の乳首にちっちゃい穴」
今度はなにもしない。
僕「尿道口」
悠美「ニョウドウコウ?なにそれ?」
僕「ほら、オシッコ出る穴」
悠美「もう、、、ヘンタイなんだから、、、」と言いながら、アソコを強く握る。
ここで牛丼が出てきた。
2人ともなにも話さずにしっかり食べた。
僕「さっきのだけど、まだまだあるよ。食べてるうちに思い出した。」
悠美「なになに?教えて」
僕「カウパー腺」
僕「バルトリン腺」
悠美「なになに、それ。聞いたことないし、知らないよ、わたし」
僕「感じると男も女も愛液出るじゃない、それを作って出すところ」
悠美「宗介って、マニアック。お医者さんみたい、、、」
僕「悠美のからだ、奥の奥まで調べてあげるね」
悠美「なんだか怖い。でもうれしい。」
馬鹿なことをポンポンと言い合っていた悠美さんが、急に真顔になって、、、「宗介さん、ほんとうに連絡取り合って、時々、会おうね」と言う。
僕「うん、かならず会おう。」
そう言って僕たちは互いの携帯のアドレスや電話番号を教えあって、LINEもつなげた。
別れる時は本当に名残惜しい。
でも、彼女の言葉を信じよう。
そして、いっぱい彼女とSEXしよう。
一緒に暮らせる条件が整ったら、同棲もしよう。結婚もしたい。
だって、こんなに魅力的な女の子だし、SEXの相性も最高だし、、、
僕たちは牛丼屋を出て、(店内からみんなが見ているのも構わずに)お店の前でしっかり抱き合って別れた。
もう、引っ越しなんてしたくなくなった。
でも、引っ越しするから出会えたひと。
引っ越しするのが運命なのか?
こみ上げる悲しさで頭が朦朧になる。
家に帰ると、引っ越しの荷造りの前に、悠美とのSEXを思い出して、自涜した。
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