ある会社の思い出244
研修期間66
僕は頬に柔らかなものがぺたぺたと押し付けられる不思議な感覚で目を覚ました。それは僕の顔中にキスしまくってる羽根渓子の唇の感覚だった。
いつのまにか、僕が仰向けに寝ていて、渓子が上になっていた。場所は同じ研修室の広げられたソファーベッドの上。
2人ともまだすっ裸だったけど、タオルケットが1枚2人の体の上にかけられていた。
部屋の対角線上にある広い事務机の上には、株のディーラーが扱うような3面モニターが置かれていて、こちらに背を向けた石吹チーフと鈴木ナオがそのモニターに顔を近づけて、何かを確認しているのが見えた。
(石吹佳恵)
、、、そうよね、たしかにココがアクメポイントよね、、、今回、射精量が少なすぎて、確定はできないから、また、営業部のヴァギナメンテの時に、林葉さんに確認してもらいましょう。
(鈴木ナオ)
えっ、あの旧式の〈美魔女〉で調べるんですか?
(石吹佳恵)
そうよ、、、シームリと測定方式が違うじゃない。それでも同じアクメポイントなら、きっとココなのよ、、、渓子ちゃんの逝くところは、、、
僕はそんな会話を聞きながら、やけに真剣に話してるなあと思った。何のためにそんな個人の生理的なデータを集めてるんだろう?
そんな疑問も湧いた。
その時、「林葉くん、気が散ってる」と羽根渓子の拗ねた声。
続けて、、、
(渓子)
わたしのこと、好き?
わたし、林葉くんのこと大好きになったよ、、、
(ちょっと真剣な目で)ほんとのこと言ってください。
(僕)
すごく好き。
だって、宇知奈里帆好きだもん、、
(渓子)
やっぱり似てるかな?
よく言われるんだ。
(僕)
うん。
似てるよね、、、色っぽいもん、、、
(渓子〉
わたしも、あの女優さん、とっても色っぽいと思うし、似てると言われるのは嬉しいかも、、、
(ちょっと真剣な表情になって、、、)
わたしね、さっき、あなたに「一緒に逃げよう、こんな会社」って言ったじゃない。
でもね、それ、撤回する。
逃げなくてもいいよ。
今ね、一緒に眠りたかったんだけど、なんだか眠れなかったの、、、それでね、あなたのイケメン顔見ながら、、、考えてた。
一緒に逃げたとしても、恋人じゃないよね、、、もし惹かれ合ってたとしても、こういう変なところで、その条件下で轢かれ合ってるだけかもしれない、、、だから、一緒に逃げたって、うまく2人で愛し合える関係が続くなんて限らないじゃない?
(僕はただ、頷きながら彼女の考えを聴くほかなかった。)
それよりは、毎日なのか、何日に1回なのか分からないけど、あなたとセックスできるじゃない、、、この会社にいれば、、、アイツらがさ、ヴァギナメンテって呼んでるやつ、、結局、そうだよね、、、セックスだよね、、、
会社を辞めない限り、大好きなあなたと
SEXできるんだよ、、、その方が確実だよね、、、あなたと一緒に逃げて、あなたに捨てられる可能性に怯えてるよりもさ、、、あなたと抱き合えるよね、、、この会社で働いていれば、、、こうして、、、
僕はヒソヒソ声で話し続ける羽根渓子がずいぶん思い詰めてることを知って、すこし驚いた。
でも、とってもよく分かるんだ、、、その気持ち。
僕もこんなイイ女となら、一緒に逃げて恋人同士の楽しい暮らしを始めたいと思う。
でも、今、僕の上に乗って、からだを押しつけて渓子ほど、僕は純粋じゃない、、、ココを逃げ出しても、複数の女を恋人にして、好きな時好きな場所で愛し合いたかった。
ひとり目は、引っ越し前に北九州で知り合った「赤猫さんのクイック引っ越し便」の村田悠美。あの子と一緒に暮らしたい。
仕草も表情も、会話もすべてが可愛らしくてたまらなかったから、、、
2人目は、寮で一緒に暮らしてくれてる杉原美久、、、なんでも受け入れてくれるあんなイイ女なんていないから、、、毎朝、彼女にフェラ起こししてもらいたいし、、、
それから、、、まだ親密になる機会に恵まれてないけど、石吹チーフが嫉妬して僕から遠ざけようとしてるインストラクターの御輿玲華さん。
あの子の艶かしいからだつきがいつも浮かんできて、もうたまらない、、、
だから、羽根渓子だけじゃなくて、少なくともあと3人を恋人にしたい、、、でも、本音を言えば、奔放で気まぐれな鈴木ナオやいつでもどこでもムスコを咥えてくれるフェラ奴隷みたいな足立ミナミも連れて歩きたかったし、帰社する度にスカートを持ち上げて同僚にクンニされるのが大好きな中村未宇も恋人にしてみたかった。いや、それだけじゃなくて、、、あの拘束ツールを両脚に嵌められたまま、振り子SEXで僕を悦ばせてくれた美人の町田ユキにも会い続けたかった。次から次と女たちの顔やからだやアクメ声が脳裏を過ぎる、、、なんて強欲で淫乱な男なんだろう、、、自分は、、、。そんな虫の良い複数恋人なんて実現できるわけがなかった。
そう思うと、考えるルートは違ってたけれど、結論は羽根渓子と同じになった。
好きな女とセックスできるこの会社をそう簡単に辞めるのは、愚かなことに思えた。
だから、僕も羽根渓子とこの会社から脱走しちゃうなんて、馬鹿馬鹿しくて意味がないように感じられた。
彼女のヒソヒソ話を何度も頷きながら聞いたあと、彼女が僕に乳首を含ませてくれたので舐めてあげたり、今度は渓子が後ろに下がって僕の萎んだペニスを口に含んでくれたり、、、イチャイチャしてたら、ナオがやってきた。
(鈴木ナオ)
さあ、2人とも服を着て、帰宅前のお仕事よ、、、
羽根さんはさっき撮らせてもらったヴァギナの動画とデータを見ながら、チーフの聞き取り調査に答えてね。
林葉くんはわたしと一緒にスッキリ部屋に行こうね、、、開発部の隅成さんと小菅さん、人事部の知多さんが待ってる。みんなあなたの母乳絞りを待ってるのよ、、、もう30分も前からよ、、、だから、急いで着ちゃって、、、行こうねっ
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