ある会社の思い出20
奥の間へ入るドアは閉められていて、ドアにはめ込まれた細長い磨りガラスを通して、ぼんやりひとが動く様子が見えるだけだけど、声は聞こえる。
やだっ、やだったら、
やなの、これ
拒んでるのに妙に艶のある美奈代さんの声
しばらく無言
もう、やなの~
しばらく無言
あっ、もう、
わたしのからだ、
どうするつもりなの
しばらく無言
シュクシュクシュクという異音
んー、んー、
また、シュクシュクシュクという異音
あっ、痛痒い
痛痒いったら~
あっ、やっぱり、す、す
好きです
これ
と、美奈代さんの震える声。
そうだろう、からだが一度覚えた快感は忘れられないものだ。
おまえのからだが変わったとしたら、快感を何度も味わった証拠みたいなもんだ。
くぐもったいやらしい父の声。
僕は扉を開けて見て見たくてしょうがない。
少しするとドアにはめられた磨りガラスの左側から眩しい青い光や白い光。大きなモニターでもあるんだろうか。そのスイッチを点けたようだ。
しばらく無言
そうだ、よく復習しておけ
ちょっとトイレに行ってくる。
そんな父の声が聞こえたので、僕は忍び足でさっきの部屋まで後退して身を隠した。
僕が身を隠した部屋と奥の間との間がトイレ。放尿の音と水を流す音。見つかると怖いので、僕は部屋から首を出して奥の間を覗けない。
トイレのドアを閉める音。
そのまま足音が奥の間まで続く。
父親は奥の間に入った後、後ろ手にドアを閉めたつもりのようだけど、半開きのまま。蝶番が右側にあるので廊下の右側を僕はほふく前進した。幸い、廊下は真っ暗なので陰に隠れて覗き見できた。
あっ、
覗いて息を呑んだ。
美奈代さんが左を向いて全裸で立っていた。
思ったよりも背が高くて、抜群のプロポーションをしている。
その奥に父親がパイプ椅子に座っている。同じ方向を向いているようだけど、美奈代さんが手前にいるので、椅子に座った裸の脚しか見えない。
僕が息を呑んだのは、美奈代さんの手前の胸に装着された試験官のようなもの。それは大人のオモチャの通販で見たニップルポンプだった。細長い試験管ぐらいの長さのものだけど、重いのか下に垂れている。それに引っ張られて、装着されたおっぱいの乳首だけが下に長く引っ張られているのがわかる。透明なニップルポンプの中で、片方の乳首だけが大人の小指ほども伸びている。
さっき、ドア越しに聞いた「やだっ、やだったら、
やなの、これ」という声や「わたしのからだ、
どうするつもりなの」という声は、このニップルポンプを美奈代さんの乳首に装着するときに漏れた言葉だった。
「あっ、痛痒い。あっ、やっぱり、す、す 、好きです
これ」という言葉はポンプで空気を抜かれて引っ張られる瞬間に出た言葉にちがいない。
美奈代さんの後ろ手に手錠をはめられている。そのまま握らされていたテレビのリモコンを手を伸ばして父がもぎ取ると、大きなテレビに向けた。
それにつられて画面を見ると、小さなマス目がたくさん見えた。ひとつを選択すると、さっきの開脚ポーズをした美奈代さんの全裸。
真上からのショット。
つぎに映ったのは開かれた脚と股の裂け目だけのわいせつ画像。
いやっ、恥ずかしいから変えて
そう言う美奈代さん
次が真横からのショット。張りのある旨が横に流れていない。
これは何曜日の待ち受けポーズだ?
月曜日です。
それじゃあ、これはどうだ。
いったん100ほどある小さなマス目の選択画像に戻ってから、右下の小さなマス目を選んで拡大する。
1枚目は真上からのショットだけどなんだかわからなかった。
真横のショットでわかった。脚は曲げないで立ったまま、上半身を倒して片手を床につけている。
飛ばしたかな
そう言って1枚戻すと、すらりとした長い脚が閉じられたまま、後ろから写っている。
その上には、片手で左側から無理やり引っ張られて、中が丸見えになった美奈代さんの陰部。
やだっ、見せないで
美奈代、どうした、いつも以上に恥ずかしがって
興奮してるのか?
はやく変えてください。
きっと美奈代さんは僕が隠れて見ていることを意識して、いつも以上に恥ずかしがりながら、きっと興奮してるのだろう。
何曜日のポーズか、言ってみろ
え~と
水曜日です。
そうだな、水曜日だ。
これがいちばん大きな声をあげてイッちゃうやつだったな?
はい。これ好きです。
僕は水曜日に玄関で旦那を待つ美奈代さんの姿を想像した。
腰のところでからだをヘアピンみたいに完全に曲げて、顔を紅潮させて、片手でオ◯ンコをおっ広げて待つ美奈代さんの姿を。
それだけでぼくの逸物は硬くなってきた。
これはどうだ?
父親はショットを変える。
さっき、間違えてしてしまったビーバーショット。
美奈代さん
火曜日です。
父
正解。
明日はこれだからな、よく覚えておけ。
次、これは何曜日だ?
上を向いて、両脚の膝の裏側を抱え込んでいる美奈代さんの姿。
両手がふさがっているのに、アソコが思いきり開いて、中の秘肉がツヤツヤ輝いている。
いやっ、恥ずかしい。
なぜ美奈代さんが恥ずかしがるか、僕にはわかるような気がした。
このポーズだと、折り曲げた両脚をホールドするために、両手がふさがっていて、侵入しようとする男を払いのけることもできない。
まるで、美奈代さんの心を読んだように、
・・・そうだな、恥ずかしいな、これ。
でも、おまえは好きだろう?
いきなりズブリだもんな、といやらしい声で父が言う。
いきなりズブリがいいんだろう、美奈代は
顔は見えないけれど、ニヤニヤしながらいたぶる父の表情が見えるような気がした。
忘れるはずないよな?
何曜日のポーズだ、言ってみろ。
はい、金曜日です。
我が家のプレミアムなんとかやらだ。
はい。
わたしも金曜日は、下のお口からヨダレを垂らしながら、あなたを待ってるのよ、いつも。
素直になってきたな。
2人の息が合ってることに僕は嫉妬した。
木曜日はこれだったな。
映し出されたショットは膝立ちして、後ろで両手を合わせて半身を起こしてる美奈代さんの姿がテレビに映し出されている。
何かな?
考えたけれど、僕にはわからなかった。
これは何のポーズだ。
言ってみろ。
名前が恥ずかしいの。
そう言いながら、美奈代さんは
ためらいながらポーズの名前を言った。
フェラ、フェラチオ地獄
そう、正解。
帰宅した俺を口だけで逝かせるのが木曜日だったな?
復習もできたから、定番をしてもらおうか。
俺もお前も大好きなやつだ。
そう言うと、父はテレビのモニターを消して、美奈代さんの手錠も外した。
美奈代さんがパイプ椅子に座った父の前にひざまづいて、フェラを始めた。萎えていた父の逸物が少しずつ立ってきているのがわかる。
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