ある会社の思い出180
研修期間2
エレベーターで3階まで行くと、最初に鈴木ナオさんがドアノブに手をかけて研修室のドアを開けた。その横顔は、僕が大好きな女優の本多つばめにそっくりだった。爽やかなきれいな女性なのに、僕好みの色っぽいタイプだ。
続いて、さあ入ってと言って、僕の肩を抱くようにして、一緒に部屋の中に入ったのが、ミコレイと呼ばれている神輿玲華さん。背の高い神輿玲華さんも誰かに似てると思った。考える間も無く、このひとは女優の中条あや香似だとすぐにわかった。
チーフインストラクターの石吹佳恵さんも、有名なギタリスト兼俳優の川福春馬と結婚した女優とそっくりだった。
社員寮に住む女性達が最高の美女達だと思っていたけど、上には上があるものだと、間近に見る3人の美しさに度肝を抜かれらるほど驚いた。
みんな華がある女優さんに似た美人のインストラクターばかりだなぁと、女好きな僕は、もう溶けてトロトロになりそうなチョコレートみたいに腰が溶け出しそうだった。
中条あや香似のミコレイは、僕を部屋の隅のソファーまで連れて行った。その間に、鈴木ナオがソファーの背もたれを倒して、ダブルベッドに変えていた。
そこに座ってねとチーフの石吹佳恵が言った。
僕がそのベッドに座ると、右にミコレイ、左に鈴木ナオが座って、からだを密着させてきた。
(吹石佳恵)
林葉くん汗掻いたよね。今、鈴木さんと神輿さんが、からだを拭ってくれるわ
(神輿玲華)
私たちが脱がしてあげるね、わたしが上着脱がすから、鈴木さん、ズボン脱がしてあげて
(鈴木ナオ)
えっ、いいの?
ズボン脱がすなんて、わたし舌舐めずりしちゃいそう。
そこからは無言で、ミコレイが手際よくジャケット、ネクタイ、ワイシャツ、ランニングシャツを全部脱がしてくれた。
ナオは靴下、ベルト、ズボンをあっという間に脱がしてくれた。
パンツ1枚になった僕。
さっき、寮の玄関ホールでアダルトビデオの男優並みに素っ裸のまま、女達の前で本物のセックスしたのに、なぜか今はパンツ1枚着けていても恥ずかしい。
(吹石佳恵)
林葉くん、そこに寝てくださいね。その方が汗拭きやすいから、、、
(僕)
仰向けですか、うつ伏せ?
(吹石佳恵)
お好きな方からどうぞ。前も後ろも全部拭いてあげるんだから、どっちでも同じじゃない?
僕が仰向けに寝ると、チーフに渡されたひんやりする絹のタオルで鈴木ナオが下半身を丁寧に拭き始めた。もちろん女性達は服を着たまま。
上半身は、ミコレイが下半身と同じように、絹のタオルで僕の汗を拭い始めた。
なんだか身動きできない老衰した老人になったような気がしたけれど、こういうのも悪くないなあなんて考えていた。
でも、上半身と下半身を同時に違う女性に違うリズムで触れられていると、どうしても、アソコがムズムズしてくる。妙に恥ずかしいのは、チーフインストラクターの吹石佳恵がベッドの横に立ったまま、僕を見下ろして見てるから、、、恥ずかしくて、勃起なんかできないと、歯を食いしばってしまう。
でも、やっぱり無理。
太ももを本多つばめ似の素敵な女に撫でられ、おへその下あたりを中条あや香似のモデルのように美しい女性に撫でられると、国境地帯にある砲筒はむくむくと高射砲のように角度を上げていく。
ついに僕は叫んだ。
ちょっと、これ恥ずかしいです!
その叫びに、3人の女性がくすくす笑った。
恥ずかしがらなくてもいいわよ、、、妙に潤った咽喉から出る声で、ミコレイが言った。
そうそう、これから計測よ、、、笑いをこらえながら、鈴木ナオが言った。
えっ、なんの計測?
僕は心の中で3人に問いかけていたけれど、声には出さなかった。
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