ある会社の思い出19
僕は玄関から見て右側の四畳半ぐらいの小さな部屋にいた。この家は自分が生まれた生家じゃなくて、それを売り払って美奈代さんと暮らすために取得した大きな中古住宅。だから、家の間取りはわからない。この部屋は美奈代さんのクローゼットみたいに使われていて、スチールのハンガーラックにいろんな服がかけてある。ふだん美奈代さんしか使わないこの部屋に実の息子が隠れて自分の破廉恥このうえない行為を覗き見しているなんて、父には想像さえできないはず。
僕は半分開いたドアの後ろから覗いてる。部屋の闇に隠れて見えないことを計算して、しゃがんで見ていた。その位置からだと、美奈代さんが水平に広げた左右の脚も、女だけが持つ股の間のピンクの裂け目も、その裂け目に出し入れされる父の巨根もぜんぶ見えた。
ふくらはぎにうっすら筋がついた生白い美奈代さんのふくらばぎ、柔らかそうなすべすべした太もも、父にこじ開けられた隠裂とめくりられたようなかたちの陰唇、そんな美奈代さんの肢体ぜんぶがなまめかしく僕を誘惑しているようにみえた。
出て行って、父をこのなまめかしい体から引き離して、僕が美奈代さんのからだに自分の逸物をこじ入れたいくらいだった。
父は時々、動きを止めて、美奈代さんの爪先から、ふくらはぎ、太ももをゆっくり摩りながら、「美奈代のからだは男を狂わせる魔物だな」とつぶやいている。
美奈代さんも自分の蜜壺にハメられたまま、爪先から太ももに向かって左右の脚を摩られる度に、びくんびくんと腰が跳ね上がって、その後も小刻みな痙攣をしてる。
「感じるのか、感じすぎてたまらんのか?
女のからだは正直なもんだよな、美奈代。
月曜日のこの体位にも馴染んできたな。
お汁もたらたら垂らして、、、恥ずかしいなあ、美奈代」
父のその言葉に美奈代さんは、「いやっ、恥ずかしいから言わないで」とかわいらしい声でつぶやく。
そこから激しいピストン運動で、父の逸物が美奈代さんの一点を一気に責めたてる。
あうっ、あうっ、あうっ、
あっ、あっ、あっ、
父の動きが乱暴になってきて、下から突き上げる責め方に変わった。すこし前傾姿勢になって、美奈代さんのウェスト部分の左右に手を置いて、米つきバッタのような上下の反復運動で、美奈代さんを登り詰めさせていく。疎遠だった父親の腰の動かし方を見て、なかなかテクニシャンだと思う。あれだけ執拗に一点を責めたてられたら、女なら誰でも快感のスロープをすぐに昇りつめてしまいそうだ。
うまい、それ、それ、それ
やめないで、やめないで
あっ、いいっ、いいっ、いきそう
あなた、いきそうなの、わたし、いきそうなの
うぐっ、あ、あ、あ、あっ、あ、あ、
速いピストン運動に合わせて、突かれた瞬間に短い声が出る。
そのうち昇りつめたよがり声が、、、
いくっ、いっちゃう、いっちゃう、いく、いく、いく、いく、
恥じらいもない美奈代さんの大きなよがり声
い~く~~~っっっー
その瞬間、父も果てて美奈代さんの体の上にぐったり倒れこむ。
美奈代さんも真横に開いていた両脚を閉じて、手も脚もだらりと板の間に放り出してる。
何分かが経って、父がゆっくりと起き上がり、美奈代さんのからだを起こして、2人一緒に奥の部屋に移動した。玄関前の板の間は、2人の愛液や精液が混じり合った体液がべったり付着していた。
夜の営みはこれで終わりかなと思っていた僕は奥の部屋で、2人の第2ラウンドが始まるのを目にすることになった。
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