ある会社の思い出142
社員寮74
熟睡してたけど、喉が乾いて目が覚めた。美久は僕の逸物を口に咥えたまま、うつ伏せのまま、眠り呆けていた。きれいな無垢な感じの寝顔だった。
僕は自分の逸物をに引き抜いて、その代わりに美久自身の親指を口に含ませた。
それから音を立てずに寝室を出て、居間の奥に回り込んで、冷蔵庫から冷えたペトボトル入りの水を取り出して、そのまま、口をつけて飲んだ。
ペットボトルの水を冷蔵庫に戻して、居間のソファーに腰を下ろした。
この寮に入寮してから、ずいぶん時間が経ったような、、、というよりも、もう何日も経ってしまったような気がした。
そういえば、この部屋にはカレンダーも時計もない。
今、何時なのか腕時計か携帯で確かめようと思った。
腕時計も携帯も、昨日の夜、小倉を出るバスの中で、ボストンバッグの中に放り込んだままだった。ソファーの奥に無造作に置いたボストンバッグを持ってきて、膝の上に置いて中身を確かめた。
時計よりも先に見つけたスマホを取り出して時刻を見ると、真夜中の2時過ぎだった。画面には、ショートメールにもラインにも、たくさんバッチで着信知らせが入ってた。
そういえば、こんなにスマホを見なかったこともない。リア充過ぎて、スマホをイジる暇さえなかったんだと苦笑、、、。
なんと、ショートメールの件数は21件、ラインが7件入ってた。
義母の美奈代さんからは9件、、、
・小倉の思い出づくりできたね
・ねぇ、アプリの使い方忘れちゃったの?
・もう、疼いて疼いて堪らないの、、、なんてね(笑)
・スイッチ入れて、イカせてくださいな、なんてね(笑)
・名古屋行っちゃおうかな、、、
・落ち着いたら電話してください
・お父様のサドぶり、度を超えてる感じ。乳首の変形がすごいの。何か気づかれたのかな、、、
・やっぱり、からだ疼きます。どうにかしてという感じ。恥ずかしいけど、、、
・せめて、アプリ操作して、わたしをイカせてください。お願いだから、、、
不動産屋の要美樹からは5件
・新天地でのご生活、無事始まりましたか?
・あれほど夢のような時間を持てたなんて、、、思い出してはひとりで慰めてます。
・9月半ばに静岡で研修があるんです。その帰りに名古屋に寄りたいのだけど、その頃、林葉さんはお忙しい?
・時々、思い出してしまうんです。だって、あんな燃えるような体験、はじめてだったから。
・なんだか切ないな、、、
人妻の吉田瑠璃からも、2件ショートメールが入ってたのには驚いた。
・どうしても連絡先を聞き出したくて、誤配された郵便物を届けたいと言って、林葉宗介さんのご住所と電話を不動産屋さんの男の店長さんから聞き出してしまいました。ごめんなさい。
実はあの時のめくるめく感覚が忘れられなくて、何度も思い返してます。夫にもわが子にも悪いことと知りながら、ずっとぼんやりしてあなたのことばかり、、、わかって欲しいのです。抑えられないわたしのこの気持ちをあなたにも。
・搾乳機でお乳を絞り出す度に、林葉さんに吸って欲しい、搾乳機じゃなくて、あなたに乳房をぎゅっとつかんでもらって、思いきりお乳を吸い出して欲しいと思ってしまうんです。恥ずかしいけれど、そんな時は必ずオナニーしてしまいます。声だけでいいので聞かせてください。ショートメールなので、わたしの番号は見えてると思います。
森内芽衣沙からは3件
・あんなにドキドキする経験、はじめてでした。あの後、ドライバーさんから何か言われるかなと不安だったけど、ばれてなかったみたい。ほっ 笑
・わたし、不定期便乗務だけど、名古屋よく行きます。夜間乗務だから、社内規定で到着日の夜は名古屋のホテルに泊まります。ホテルは栄町のミリオンマイルホテル。よかったら夜遊びしてから、一緒に泊まってくれませんか?
・今月後半は24日夜、27日夜、来月は7日、15日、19日、少しおいて25と30日です。早めに連絡してくださったら、ツインに変更しておきます。うちの総務、そういうのはユルいから大丈夫。必ず、連絡してね♪
ラブトリー・シモンズからも2件
・あれからすぐに図書館で浮世絵調べました。私達が実験した立ち松葉という組み手が私が尊敬する浮世絵師 芳村崖慶が描いてたよ。論文書けそうだよ。
・でもね、確かめたいことがあるから、もう一度しようよ。林葉さんが都合がいい日知らせてください。
どのメールからも女性たちの吐息が聞こえそうだった。
僕のことをこんなに思ってくれるなんて、、、なんだかうれしくて涙が出そうになった。
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