ある会社の思い出131
社員寮63
考えてみれば、このルームウェアで僕をドッキリさせてくれた最初の出会いから、まだ半日も経ってなかった。あの時は玄関で正座して迎えてくれたけれど、それにすぐに優しく添い寝してくれたけど、こんなに恋人同士みたいに仲良くなれるとは思ってなかった。
そんなことを思うと、愛おしくて、僕も美久の頬を両手で挟んで、思いきり熱いキスをした。
可愛い僕の美久ちゃん
なんだかゴメンね
他の娘(こ)に誘われるままSEXしちゃってたんだ、、、
そんな思いで美久の唇にキスをすると、美久は長い湿った弾力のある舌を口の中に差し込んできて、僕の舌と舌がダンスをする男女のように回転した。
美久の舌捌きが絶妙で、思わずこの唇とと舌と喉奥で、フェラされてる時の性感が蘇ってきた。
美久は僕の小さく縮まったペニスをジーンズの上から撫でてくれた。
しばらく、そんなことを続けた後に、美久が顔を離すと、玄関のスポットライトに照らし出された彼女の頬に、乾いた涙の跡がうっすら浮かび上がった。
美久ちゃん、泣いてたの?
思わず、僕は聞いた。
うん、淋しくて泣いてたの、、、
だって、わたしを放って、どっか行っちゃうんだもん。
そういいながら、僕たちはソファーのある居間に移動した。
ソファーの上には、うずらの卵ぐらいの小さな白いローターが無造作に放り出されてた。
美久ちゃん、オナニーしてたの?
思わず、聞いてしまう僕
恥ずかしいけど、、、そうなの、、、ご主人様の帰りが遅くて、、、恋しくて、、、長い時間、、、そわそわしながら待ってたけど、、、、
瑠衣未さんのお部屋に行って、SEXしてるんじゃないかと思うと、、、
そこまで美久の言葉を聞いて、ヤバいよ、全部お見通しかもしれないと僕は思った。
もう、しょうがない、、、美久ちゃんに嘘はつけない。
そう思うと、できるだけ何でもない事のように話してしまう方がこの先の2人にとってよい気がした。
ゴメンね、美久、、、
美久に歩み寄りながら、、、早口で、、、
佐久さんというひとの誘惑に乗せられてしまった。なんだか強引で断れなかった。
ねぇ、林葉さん。
美久とあの人とどっちが好き?
もうセックスもしちゃったんでしょう?
どっちが気持ちよく逝けた?
、、、ほんとうのことを言ってください、、、おねがい。
僕は正直に言った。
僕は女性を比較することは好きじゃないんだ。どんな女性にも魅力を感じるし、その時、ほんとうに僕を求めてくれたら、、、
僕の話の途中で、美久はシクシク泣き始めた。
もっと、はっきり言うね。
美久の方が感じさせてくれた。
お互い感じあえる最高のSEXだと思う。
美久の美しい笑顔が戻ってきた。
僕は、瑠衣未とのセックスは、独り善がりのオナニーみたいなセックスだった、、、という言葉を飲み込んだ。
(美久)
嘘でも嬉しいな。
佐久さんとのことは許してあげる、、、というか、林葉さんが楽しいなら、誰とSEXしても許してあげる。
だって、この寮は林葉さんにとって、大奥みたいなものだもの、、、でも、正室はわたしね?
他の女性は、どんなに魅力的でも全部側室、、、
(僕)
当たり前だよ。
こんなに優しくされてるんだもの、、、美久がいちばん好きだよ、、、
それに、美久のからだ、見てるだけで、襲いたくなるくらいエロいよ、、、
(美久)
嬉しいなっ
また、あとでしようねっ
じゃあ、ご主人様のために夕食作りま~す。
そのあと、何か鼻歌まで歌いながら、台所で料理を作る美久の後ろ姿がダイニングの間仕切り越しに見えた。
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