ある会社の思い出112
社員寮44
僕の舌は美久の皮膚の下にある華奢な恥骨の上を簡単に越えて、警戒領域に入る。
普通なら、指や手のひらというスクランブルで追い払われるところだけど、美久と僕の間にはそんな領海侵犯なんて無い。それに今、美久の両手はうしろ手に縛られている。
恥骨を乗り越えると、もう上付き気味の美久の下のクチビルが近い。
インシンなんて、すぐにはどんな漢字か思い出せないくらい難しい言葉だけど、昔の人はよく思いついたもんだと思う。
縦についた唇の端が舌の先にあった。美久のそれは、いきなりクッキリと始まる。捲れ上がった唇の端。そこは1度ぐっとめり込んで、すぐに双葉の端の薄い肉が飛び出してくる。
その間にまだ半分以上、皮が被った肉芽。もう興奮して大きく膨らんで尖っているのに、6合目ぐらいまでまだ皮が被っている。
僕の舌はいったんえぐれたように凹んだところを上から下に真っ直ぐに降りる。
あっ、も、も、もうソコに行くの?
もうソコに行ってくれるの?
僕はそんな美久の興奮した声に何も答えずに、舌先を尖らせて、肉芽の上部と双葉が始まる辺りを丹念に突っつく。
(美久)
あっ、ダメっ、、、
いいっ、、、
双葉が始まる付け根をなぞるように、舌で半円を描くように舐める。舌の裏側が肉芽に触れる。肉芽の上部がくすぐられる位置。
(美久)
へ、変な感じ、、、
くすっぐったいような、、、
あっ、わかった、、、
焦らされてるんだ、、、
あっ、ダメっ、、、
もうちょっと舌を吸ってくださいっ
(僕)
(舐めながらなので、はっきり言えない)ふらめ(ダメ)まら、、、らめ(まだダメ)もうふこひ(もう少し)ひらふの(焦らすの)
そう言いながら双葉のいちばん飛び出たところを唇だけで押さえて、引っ張る。左の側から、、、ちゅばぷるる、、、
そして離す、、、ぷるるん、、、
それを何回か繰り返すと、、、
(美久)
あっ、もっと変な変な、、、感じ、、、
もうイヤっ、クリうずいてるのに、、、
はやく舐めてください。
肉芽への刺激を欲しいらしい。
奥ゆかしい美久も、からだが燃えてしまうと、こんなにストレートに懇願するんだと、新たな発見をした気分になる。
もう右の肉葉を唇で引っ張るのはあきらめて、いよいよ肉芽の皮剥きの仕事に舌は取りかかる。絶妙な舌捌きだけで、肉芽を剥き出しにしてみたい。
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