ある会社の思い出99
社員寮31
いたずらっぽい目で笑う真知子の視線が救いだったけれど、僕は若い女性たちのくつろいだ姿を覗き見してしまう後ろめたさをこらえながら、ひとつひとつのモニターを順番に見ていった。
左上の映像は、まだバスルームに居る美久の肩から胸あたりを中心にシャワーの温水を乾いたタオルで拭く美久の気持ち良さそうな横顔。大きな張り出したおっぱいと膨らんだ乳輪、それに突き出た長くて太めの乳首。くびれたウェスト、大きめなお尻、長いよく引き締まった脚が見えた。色白の裸身がモニターの中で輝いている。
その右のモニターには、少し暗い美久の部屋。誰もいない居間。予想を裏切って、少女が好みそうなピンクのお部屋。
もうひとつあまり動きがない部屋が3段めの左下。101と書いてあるので、真知子の部屋だろう。ここは時々、画面が変わる。それに暗くない。
よく見ると、黒いトイプードルが部屋をちょこちょこと歩き回ってる。
僕の視線の先が自分の部屋に向けられてるのを見て、真知子は、「恥ずかしいから、わたしのお部屋見ないでね」とほんとに恥ずかしそうな声を出した。
「ほら、もっと素敵な女の子達がいるじゃない、、、。トイちゃんなんて見てないで、ほかのお部屋の女性達を見てよね」
そう言われて、真知子の部屋から目を移そうと思ったけど、ペットのトイちゃんを映し出すモニターから学んだことがひとつあった。それは、部屋に設置されたカメラは何台もあって、部屋の住人が動くたびになめらかにその動きを追う仕組みになってること。すごい技術だ。
僕は真知子の隣の102号室を見た。白い革のソファーに無防備な下着姿の女の子が体を横にしてマンガを読んでる。
飽きたのか、マンガをフロアーに投げ出して、手を組んで両腕を天井に向けて伸ばしてる。顔が見えた。すごい美人。富士見坂69の白井和まゆそっくりの超美人に僕は息を呑んだ。
(真知子)
すごい美人でしょう?
どう?
気に入った?
町田ユキちゃん。
名前をみんな覚えてくださいね。
その白井和まゆそっくりの美人が、いきなりショーツの下に右手を入れて、オナニーし始めた。
僕はこれだけは見てはいけない気がして、見たくて見たくてたまらない衝動をこらえて、中段の左、、、201号室に目を移した。
明るいグリーンのタイルで囲まれたキッチンでフライパンのうえで玉子を割ってる背が高い女の子。
この子もビキニ型の青い部屋着。カメラは横顔から胸、お尻と舐めるようにアップしながら映し出してる。誰か人間が操作してるみたいなカメラワーク。
偶然、カメラの方を向いた顔、、、この女の子も富士見坂69の笹井麗子ソックリ。きりっとした涼しい目元が魅力的、、、。引き締まったお尻がぷりっとしてかわいらしい。
(真知子)
今、見てるのは木嶋みつさん。
男だったら、こういうタイプも抱いてみたいんじゃないかな?
林葉さんはどう?
真知子が言う通り、お料理してるこの子を後ろから抱いてみたいと思ったけど、真知子の言葉に深入りしないで、その右隣の202号室のモニターを見た。
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