ある会社の思い出73
社員寮5
よっぽど興奮してたのか、杉原美久がシースルーのルームウェアをいつ脱いだのかすぐには思い出せなかったけど、雲形定規みたいなガラスのテーブルのすぐそばに、くちゃくちゃになって落ちてたから、繋がったまま2人で窓際に移動した時に脱いだはず、、、
そうそう、、、思い出した。彼女が肩まで捲りあがってたソレを脱いだ一瞬がたしかにあった、、、
杉原美久はその服を拾い上げながら、皺だらけねと笑った。
激しかったもんね、と僕が言うと、「恥ずかしいなっ、でも嬉しい」と言いながら、拾い上げた服を玄関から居間に入る廊下の脇にある風呂場横の洗濯機に放り込んだ。
裸のまま居間に戻ってくると、「ご主人さまに今から着る服決めてもらいたいな」と言った。
(僕)
そう言われても美久がどんな服持ってるか知らないもん、、、決められないよ、、、
(美久)
そうよね、どんな服をご主人さまのためにそろえたか、見てもらわないと決められないわよねっ
(僕)
そろえた?
美久さんが好きでだんだん増えた服じゃないの?
(美久)
林葉さんが面接に来た時に、黄金原社長、石吹佳恵チーフ、彼女の部下の御輿玲華さん、鈴木ナオさん、それに寮長の小池真知子さんが、いろんな男性週刊誌やAVやアダルトグッズのホームページを調べて、それを着てたら林葉さんがわたしを犯したくなるような服や下着を20着ぐらい購入したの。
ごめんなさい。ご主人さまのこと、林葉さんて呼んじゃった、、、
(僕)
ときどき林葉さんでいいです。
それより服のことだけど、そんなに大掛かりなことされたら、申し訳なくて、、、
でも、気になったんだけど、美久さんのからだのサイズとか、好みのことは気にしてないのかな?
(美久)
採寸は寮長が徹底的にしてくれたわ。ほんとうに徹底的なの、、、バスト、ウェスト、ヒップや股下のサイズなんていうレベルじゃなくて、乳輪の膨らみの高さや幅、乳首の長さや直径、大小 陰唇の長さ、膣道の長さまで、もう隠すところなんて一つもないくらい、寮長に調べられたの、、、
(僕)
なんだか興奮しちゃう話だな
想像しちゃいました。
(美久)
そんなことで興奮してくれたの?
ご主人さまには、寮長よりもずっと詳しくわたしのからだの隅々まで調べてもらうことになってるの。
でも、その前に服を選んでください。
美久と一緒に寝室に戻った。
寝室の白い壁にみえたところが引き戸型の扉になっていて、全部開けると、浅い仕切りで、横10列、縦2列に区切られていて、ひとつずつハンガーに上着とスカートがかかっていて、すぐにどんな服なのかわかる収納。
スクール水着、テニスウェア、女性看護師の制服、航空機のCA、バスガイドの制服、パリコレみたいなシースルー、女性ガードマンの制服、事務員ふう、若妻ふう、ビキニ、女子陸上競技のスポーツウェア、バスローブ、ブカブカの男物ワイシャツ、ピタT、チャイナ服、バスローブ、ミニスカート丈の着物、チアガール、穴だらけのツナギ、バレリーナ
コスプレ定番の服装がずらり並んでいた。
(美久)
ここにないもの、着て欲しければ、なんでも取り寄せていいと言われてるし、何も着ないで裸のまま暮らしてもいいのよ。
セパレートの服は上だけ着ても、スカートだけ着てもいいし、刺激が足りなかったら、エッチしやすいように好きなとこに穴を開けちゃってもいいよ。
ご主人さまが着て欲しいもの、なんでも着ます。
(僕)
それじゃあ、チアガールの服装で、、、パンティーはナシ。
(美久)
はい。ノーパンでチアガールねっ、、、
美久が着替え始めた時、チャイムが鳴った。
美久はちょっと慌てるそぶり。
「もう寮長が来ちゃった。
まだ、いろんなことしてないし、、、
どうしよう、、、」
美久の顔色がちょっと青ざめたように見えた。
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