ある会社の思い出70
社員寮2
部屋のつくりは、前の安アパートとは比べものにならないくらい高級感溢れてる。持ち込んだテレビも食器戸棚もなんだか肩身が狭いと感じてんじゃないかな?
ダイニングキッチン形式の居間にはふわふわした毛足の長い絨毯。クリーム色に淡いブルーの模様。よく見ると扉のレリーフと同じ雪の結晶みたいな模様。カーテンは遮光型でクリーム色。小さな鳥と花と星の青いシルエットが全体に散らばってる。趣味がいい。
部屋の中央にお洒落なテーブルと椅子が二脚。テーブルは、専門学校の作図実習で使った雲型定規みたいな不思議な形のガラス面が上になってる。足は3本。青いスチール製のパイプで出来てる。椅子は、全部が一体化したブルーのプラスチック製。
じっとテーブルを見てると、杉原美久がすかさず説明した。
きれいでしょう?
全部、黄金原社長がこの社員寮のためにイタリアの家具メーカーに特注したんですよ。
そうなんですね、と僕。
その時、別の感覚が働き始めた。食欲をそそるベーコンと卵焼きの匂い。
(杉原美久)
ご朝食まだかと思って、簡単なもの作っておきました。一緒に食べません?
作ったばかりだけど、ちょっとレンジであっためますね。
僕は急にお腹が空いてきた。
まるで同棲してる恋人か新妻のように、居間に続くキッチンで、シースルーのルームウェアのまま、甲斐甲斐しく動き回ってる女の後ろ姿がセクシーだった。
すぐに僕の大好物のベーコンエッグと小ぶりなスコーン2つとコーヒーが目の前に2セット揃った。
さあ、食べましょう。
目の前に座った杉原美久に促されて、僕はカリカリに焼けたベーコンを頬張った。美味しくて不意に涙があふれてきた。いきなり、こんなイイ女にこんな優しいことされたら、誰だって僕みたいに感動しちゃうよ。そう思った。
日賀愛里似の優しい目をした杉原美久が僕の目をじっと見つめながら、スコーンを両手で持って、リスのようなかわいらしい食べ方で少しずつ食べている。
(僕)
こんなに優しくしてもらって、、、いいのかな?
(杉原美久)
ええ、もっと優しくしたいくらい。
わたし、自分からあなたのお役にたちたいって、社長に申し出たのよ。
(僕)
優しくされると、僕はダメなんです。
すぐに惚れちゃうし、すぐにアレしたくなる、、、
杉原美久の顔がみるみる真っ赤になった。
(杉原美久)
わたしと同じかも、、、わたし、林葉さんに似てるのかも、、、恥ずかしいけど、正直に言っちゃいます。
わたしも惚れやすいし、すぐにアレがしたくなっちゃう。
食欲を満たした僕のアソコが疼き始めた。
シースルーのルームウェア越しに見える杉原美久のおっぱいは、成熟した女の熟れきったいやらしさではちきれそうだった。
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