俺は紙を出した。「何コレ?電話番号?」と言った。「それ七海のお母さんの番号だよ」と言うと「えっ!?」と言って固まった。「お母さん…時々あそこに来てたんだって」「えっ!?嘘っ?」「でも…七海に会う事出来なかったって…七海を置いていった事で、会わせる顔がなかったって園長に言ったって聞いた」と言ったが、七海は何も言わなかった。「どうする?掛けるか?…俺の意見だけど、会った方がいいと思う…会って言いたい事言った方がいい…会わないと絶対後悔する」と言うと「何で今頃…」と呟き「会いたくないっ!!」と言った。俺は嘘だとすぐに分かったが「そっか…分かった…じゃぁコレ破くな」と言うと紙を取った。破こうとしたら「ダメっ!!」と言った。「何で?会いたくないなら必要ないだろ?」と言うと「破かないでお願い」と言った。「ホントは会いたいんだろ?」と言う「…うん」と言った。「じゃぁ今電話しよう」と言って、七海の携帯に番号を入れ「後は七海が押しな」と言って携帯を渡した。
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