ツヨシさんに抱きしめられて、舌を絡めたディープキスに、夢見心地になったとき、
「はーい、おつかれさまー!」
撮影が終了した。
マリさんは、道具を片付け始めている。
「お茶にしよう。」ツヨシさんに促されて、隣部屋に行くと、軽食が用意されていた。
慣れないせいか、ドッと疲れを感じ、椅子に腰を下ろした。
「遠慮なく食べて。」促されて、サンドイッチをつまみ、ホットティを一口飲む。
「ところで、これから君を何て呼べばいいかな?」
とっさに聞かれて、言葉が出てこなかった。(本名言って大丈夫かな?)
「あぁ、君が女の子になった時の、ニックネームのようなものでいいんだ。」
ツヨシさんは、僕の心配を察したかのように、言葉を継いでくれた。
「マナ。マナでいいですか?」
僕の名前は学(まなぶ)だから、小学生の頃、友達に「まな!」と呼ばれていた。
まさに女の子みたいで嫌だった。
中学生以後は、名字で呼ばれるようになったので忘れていたが、
この際、呼ばれ慣れている名前の方がしっくりきていいやと思う。
「マナ、か、可愛らしくいいよ。」
ツヨシさんに褒められて、なんだか嬉しい。
「マナ、この後少し、手伝って欲しいことがある。」
「何でしょうか?」(少し不安)
「これで、動画撮影して欲しい。バイト代はきちんと支払うよ。」
ツヨシさんが出してきたのは、ハンディカメラだ。
(懐かしい、小学生の頃、行事のたびに、親が姉や僕のことを撮影していた。)
「僕にできますか?」
「難しくないから。」
ツヨシさんに説明を聞き、なんとかできそうだった。
マリさんが、部屋に入って来た。
(あっ!)僕は息を飲んだ。
マリさんは、黒いシースルーのベビードールに着替えていた。
乳首は透けて見えている。
股間を覆っているのは、逆三角形の小さな布きれ、それが三本の紐で腰に張り付いている。
お尻は紐だけなので丸見えだ。
「さっきの部屋で、マリと僕の絡みの動画を撮影してくれ。」
ツヨシさんに指示され、三人で僕とツヨシさんが撮影されていた部屋に移った。
「準備はいいかい?すぐに撮影を始めてくれ。」
僕は慌ててスタートのスイッチを押す。
ツヨシさんとマリさんは、いきなり抱き合って、ディープキス!
僕はドキドキしながらカメラ越しに二人を撮影し始めた。
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