【シティホテルで】
女の子の恰好をした僕の撮影会が始まった。
撮影してくれるのはマリさんだ。
カメラは一眼レフというのか、本格的な物のように見えた。
シャワーを浴びていたのか、ツヨシさんが、さっぱりした顔で、
Tシャツと短パン姿で、撮影している部屋に入って来た。
胸や腕、脚の筋肉を見ると、身体を鍛えているのがすぐに判った。
「じゃぁ、絡みの写真とりましょうか?」マリさんが言った。
(えっ!)
「心配しなくていいよ。」ツヨシさんが優しく僕の肩を抱いてきた。
(なんか、様子が怪しくなってきたよ。)
僕は急にドキドキして緊張してきた。
僕の動揺を解すように、ツヨシさんは僕の肩を抱きながら窓辺に近づき
「いい眺めだろ、高層階からみる都会の景色も捨てたもんじゃない。」
ツヨシさんの説明を聞きながら、窓の外に見える建物や景色を見ている内に、少し気分が落ち着いてきた。
ツヨシさんと二人で色々なポーズを取りながら撮影が続いた。
「じゃぁ、ジッパーを下ろして、少しずつ服を脱がせましょうか。」
(えっ!服脱ぐの?)
「リラックスして。」ツヨシさんが耳元で囁き、ワンピースの背中のジッパーを下げる。
ジッパーが開いた背中からシャッター音
右肩の袖ぐり部分が肘まで下ろされた、薄紫色のブラジャーの右カップが露わに
右側から腰に腕を回して、ツヨシさんにキュッと軽く抱きしめられた。
鏡にツヨシさんが女の子の腰に手を回して軽く抱きしめている姿が映っている
急に、自分が本当の女の子になった様な感覚になり、胸が甘酸っぱくなる
左肩も脱がされ、洋服が足元にはらりと落ちた
ブラジャーとパンツだけを身に着けた女の子が鏡に映る
(これから、何が起きるの?)また、ドキドキしてきた。
「キスしましょうか?」マリさんの機械的な声
(えっ!)
「目を閉じて。」ツヨシさんの優しい声に、思わず瞼を閉じた
顎を少し持ち上げられ、唇が重なってきた
ツヨシさんの唇が、僕の唇を優しくはさんで、舌先で唇を舐める
僕はウットリして、口を半開きにした
ツヨシさんの舌が、僕の口の中に入り、僕の舌と絡む
スッと何かが、後頭部から胸の方に落ちた
僕は 乙女になった
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