薄暗い廊下を肩を並べながら歩くと、緊張からか胸の鼓動が早くなる。
年下という立場ではあったが、人妻の美映子さんとこれから関係をもつ事を想像すると、背徳的な感情を抱きながらも、その事がぼくを興奮させていた。
重厚に装飾された扉を開けると、美映子さんが足早に室内に入る。
美映子さんの背中を見つめながら、後ろ手に扉を閉めると、微かな機会音のあと【ガチャッ】扉が自動的に施錠される。
密室…扉が施錠された事で、そんな思いが頭をよぎる。
薄暗い室内照明が自動的に点灯すると、美映子さんが振り向く。
つま先立ちで顔を近づける美映子さん。
美映子を迎え入れる様に抱きしめ、引き寄せると唇を合わせる。
美映子さんの薄い唇が微かに開き、受け入れる様にぼくも唇を開くと湿った舌が口内に侵入してくる。
『んっ…んんん…。』美映子さんの舌を押し戻す様に舌を美映子さんに差し込むと、美映子さんは求める様に舌を絡めてくる。
「んはぁ…ぁぁぁ。」美映子さんは、重なり合った唇を離すと、大きく息を吸い込んだ。
「はぁ…柊ちゃん、キスが上手なんだね(笑)。」
『そんな事…ないですよ。』女性に初めて、キスを褒められ照れくさく感じていた。
「なんか、柊ちゃんっていっぱい経験してそう…。」
『そう言う美映子さんだって…だれと比較して上手なんていってるんですか?。』
「あっ…墓穴掘っちゃった(笑)。」美映子さんは、愉快そうにそう告げると、入口から部屋の奥に入って行く。
その後を追う様についていくと、美映子さんは部屋の中央に置かれたソファーに腰を下ろした。
壁際に置かれたサイドボードには、大型のテレビが置かれていた。
部屋の片隅にはチェストがおかれ、その中には照明に照らされたローターやバイブといったアダルトグッズが並べられている。
美映子さんの腰掛けたソファーの後ろには、広いダブルベットが金糸の刺繍に入った掛け布団と共に置かれている。
ベットの頭上には、いくつものスイッチ類が並べられその上は、大きな鏡がはめ込まれている。
室内を珍しそうに見回していると
「柊ちゃん、ここに来て…。」美映子さんは右手をソファーに置きながら、ぼくを促した。
言われるまま、美映子さんの横に腰を下ろすと、美映子さんを引き寄せ抱き合う。
そのまま、身体を美映子さんにあずけると、美映子さんに覆い被さるみたいにソファーに押し倒した。
美映子さんの首筋に唇をあてると、膝上に被さっている紺色のワンピースの裾に手を入れた。
【ビクッ】美映子さんが、一瞬身体をこわばらせる。
美映子さんの太ももの内側に掌を当てると、熱を帯びた美映子さんの体温を感じた。
滑らす様に掌を美映子さんの秘部に近づける。
「ああ…柊ちゃん…だめだよ…。」
『いいじゃないですか…歓迎会…してくれるんでしょう。』息を吹きかけるながら、美映子さんの耳元で囁く。
「だって…あたし、汗臭いかも…ねっ、お願いだから。」そう言うと美映子さんは、組み伏せられた身体を起こすと浴室に向かった。
すっかり、その気になっていたぼくは、肩透かしくらった感じで、恨めしそうに浴室に向かった美映子さんを眺めていた。
浴室から、水の流れ落ちる音が耳に届く。
その音に混ざって
「柊ちゃんも汗かいたでしょう…直ぐに涌くから、入ったら。」美映子さんの声が聞こえる。
『はい、じゃあ入ろうかな…。』そう浴室に向かって叫ぶ。
「それがいいよ…だって、お互い汗臭いの嫌じゃない?。」浴室から戻った美映子さんが、腕を拭きながら言った。
美映子さんに、背中を押される様に浴室に向かう。
美映子さんの目前で、裸になると勃起している事を知られる…躊躇ったぼくは浴室で衣類を脱いだ。
充分に勃起した肉棒が、解放された様にそそり立っている。
その先端には、薄らと透明の液が滲みでていた。
お湯がいっぱいに満たされたバスタブに身体を沈める。
【ザッァァァァ】バスタブの縁から、お湯が溢れ出す。
『はぁぁぁぁ…』美映子さんとホテルに入る事で緊張していたのか、大き目のバスタブで身体を伸ばすと自然と安息の息が漏れる。
先程まで、美映子さんの太ももを触っていた手を眺め、美映子さんの肌の感触を反芻して、思わずほくそ笑む。
「どうしたの?何か嬉しそう・・・(笑)。」知らない間に美映子さんが、入口に立っていた。
美映子さんは、一糸纏わない姿で入口に立っていた。
白く細長い右腕で胸を隠し、左手で股間を隠して佇んでいた。
美映子の身体に痩せた印象は受けなかったが、肉付きのいい白い肌に大人の色香を漂わせていた。
長い黒髪は後頭部で纏められ、白いうなじの後れ毛が美映子さんの色気を増していた。
「あたしも一緒に…いいかな?。」恥ずかしそうに問いかける美映子さんに、軽く頷いて見せる。
『いいですよ…どうぞ…。』さりげなく股間を手で隠し身体を浴槽の縁に寄せると、美映子さんが湯船に身体を沈め横に寄り添ってくる。
「どうしたの?恥ずかしいの?。」クスクス笑いながら、美映子さんが聞いてくる。
『恥ずかしいって…?。』そう問い返すと、ぼくの股間に置かれた手を美映子さんは指さしてみせた。
『美映子さんだって…。』
「あら、あたしは恥ずかしくなんかないわよ。」
美映子さんは、上体をお湯から出すと胸を隠した腕をどけて見せた。
何度も想像してた美映子さんの胸が露わになる。
肉質な身体つきに合った、豊満な胸が浴槽のお湯に浮かぶ小島の様だった。
少しくすみ始めた大き目の乳輪に、大豆位の大きさの乳首が目を引いた。
それは、今まで見た事のない淫乱な乳首に思えた。
「そんなに見られたら…やっぱり少し、恥ずかしい…。」
『あっ…ごめんなさい…。』
自分の目が美映子さんの胸に釘付けになっていた事を気付かされ、慌てて視線を外す。
視線を足元に移すと、四本の足が行儀よく並べられている。
白い美映子さんの足先から、膝、太ももへと視線を移して行く。
視線が美映子さんの足の付け根に差し掛かると、美映子さんはタイミングを見計らった様に股間を覆った手を外した。
閉じられた太ももの付け根が、お湯の中で晒される。
『美映子さん…これって…?。』浴槽の中の美映子さんの股間には、陰毛が無かった。
割れ目を隠す陰毛が無い事で、盛り上がった股間に細いすじの割れ目がお湯の中であっても視認出来た。
「ふふっ、驚いた?。」少し恥ずかしそうに言う美映子さん。
「あたしはこれで全部見せたんだから、今度は柊ちゃんの番よね。」美映子さんの手が、股間に置かれたぼくの手に重なり、その手を股間から離した。
湯船の底で、ぼくの肉棒が跳ねる。
美映子さんと違って、ぼくの肉棒は黒々とした陰毛に囲まれていた。
「嬉しい…あたしの身体でこんなに固くして…。」美映子さんの柔かい手が、肉棒を掴む。
【ビクッ】不意に肉棒を握られ、握られたそれは大きく波打ってみせる。
「ふふ、ビクビクしてる…。」肉棒を軽く握ると、美映子さんは浴槽の中で肉棒をゆっくり、上下させてくる。
美映子さんの手が反復する度、肉棒が硬度を増している事は容易に想像出来た。
『美映子さん…そんなにしたら…。』
「そんなにしたら、出ちゃう…のかな?。」そう言うと、肉棒を掴んだ手を離すと、身体をぼくの正面に移動させた。
「ここに座って。」美映子さんに言われるまま、立ち上がり浴槽の縁に腰掛けると美枝子さんは、ぼくの太ももの間に顔を入れる。
美映子さんを受け入れる様に、自然と足を開くと美枝子さんの顔が股間に接近する。
美映子さんの額には、薄らと汗が浮かび頬が仄かに赤く染まっている。
「これは柊ちゃんなのね。」ぼくの肉棒を凝視したまま、ゆっくり美枝子さんの口が開かれる。
美映子さんの頭で、股間の肉棒が見えなくなると、肉棒に生温かい感触を感じる。
『あっ…美映子さん…。』
肉棒の先端を美映子さんの下先がねっとりと嘗め回す。
ぼくは腰を屈め、美映子さんの胸に手をあて柔らかな乳房を揉む。
大き目の乳首を指の間に挟み、押し付ける様に乳房を揉みしだく。
【ジュボジュボジュボッ…】美枝子さんの頭が、股間で前後するとその口から卑猥な音がしだす。
美映子さんの閉じられた唇が肉棒を絞め付ける。
『ああっ、美映子さん…そんなに絞めたら…。』
【ジュブジュブ…ジュボジュボ…】美映子さんの動きが早くなる。
『美映子さん…もう、限界です…。』肉棒に精液が注がれる感覚が身体を襲う。
身体中の神経が肉棒に集中した感覚に囚われ、美映子さんの口内で肉棒が炸裂した。
『あっ…はあっ…ああぁぁぁ…。』ビクビクッと肉棒が痙攣し、白く濁った粘着質の精液が美映子さんの口を汚した。
肉棒の脈動が収まると、美映子さんは肉棒から口を離し、ぼくを仰ぎ見る。
堅く閉じられた口の端から、口の中に注がれたぼくの精液が漏れ伝っている。
美映子さんは、ぼくと目線を合わせると、ゆっくり目を瞑った。
【ゴクリッ】仰ぎ見ていた美映子さんの喉が波打ち、口いっぱいの精液を美映子さんは音を立てて飲み干した。
「飲んじゃった…(笑)。」口の端に、僅かに漏れた精液を腕で拭うと、美映子さんは微笑んでみせた。
『飲んじゃったって…。』AVなどで精液を飲む行為は知っていたが、初めての実際の行為に驚きながらも、そこ行為に嬉しくも感じていた。
美映子さんは、湯船から出ると洗い場に行き、置かれている椅子を手にした。
「柊ちゃん、こっちに来て…。」口内射精の余韻もそこそこに、美映子さんに呼ばれた。
『はい…。』この頃には、美映子さんの行為に圧倒されていたぼくは、美映子さんに言われるがままの状態になっていた。
美映子さんの言う通りにしていれば、この後も刺激的な行為があるのでは…そう、期待もしていた。
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