俺は仲間に携帯を掛けたが出なかった。すずも携帯掛けたが「出ないや」と言った。俺達はとりあえず歩き出した。俺は何も言わずにすずの手を握った。すずは驚いた顔をした後、ギュッと手を握り返した。15分位探しながら歩くと「すずっ!!」と声がした。声の方を向くと洋介達が居た。「どこ行ってたんだよっ?」と洋介。すると直樹が「あっ!?お前らそうゆう関係?」と手を繋いでいる事を指摘した。俺達は慌てて離し言い訳をすると「はいはいそうゆう事にしとくよ」と直樹は言った。その後俺達は神社を後にした。…受験は無事合格した。俺は洋介直樹と共に地元の高校へ、すずは有名な女子校へ、恵里は附属の高校に行った。結局俺は何度か恵里に告白したがダメだった。卒業式が終わり校門の所で別れを惜しんだ。やがてそれも終わり皆帰った。帰ってから少しすると呼び鈴が鳴った。玄関のドアを開けると、そこにはすずが立っていた。「どうしたん?」と聞くとすずは「あの…晃君の制服の第2ボタン…欲しいの」と言った。
※元投稿はこちら >>