正月に近くの神社へ男3人で合格祈願に行った。祈願が終わり境内を散策していると、いきなり後ろから「晃君っ!!」と声を掛けられ振り向くと、そこにはすずと小林晴美、久保恵子がいた。すずも含めこの3人は地味な子達だった。俺達は挨拶をした。その後、洋介が「一緒に廻る?」と3人に言い一緒に廻る事になった。俺は少しすずを意識していた。暫く人混みを歩いていたら、いつの間にかすずがはぐれていた。「あれっ?柴田が居ない」と言って俺が後ろを振り返っている内に、俺も皆とはぐれてしまった。俺はとりあえず入り口の鳥居の所に行き土台に登りすずと皆を探した。すずが社務所の所にいるのを見つけた。俺は人混みを縫うようにすずの所に行った。「柴田っ!!」と声を掛けると「あっ!?晃君っ!!」と嬉しそうな顔をした。「探したよ」「ゴメン…お財布仕舞ってたら皆居なくて」「そっか…俺もはぐれたけど…」と言うと「えっ?そうなの?」と驚いた。「どうする?とりあえず入り口の方行ってみるか?」と言うと「うん…そうだね」と言った。
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