「ホント珍しいなぁ…初めて会うのに…」「チョビちゃんってどっち?」「雄だよ」「何歳?」「6才だよ…子猫の野良だったんだ」と言うと「あっ!?もしかして…この子そこの公園で拾った子?」と聞かれ「うん…中3の時に」と言うと「あの時の猫ちゃんかぁ」と言った。「知ってるの?」「学校帰りに晃君がこの子連れて行く所見たの…」と言い「でももう一匹居なかった?」と聞かれた。「もう一匹はあの後すぐに死んじゃったんだ」と言うと「そうなんだ…」と言い「お前は晃君に助けてもらって良かったね」と言って嬉しそうに撫でた。チョビは暫く撫でてもらった後、ドアの方に行き「ニャーっ(開けろ)」と言っ開けてやると出て行った。俺は少しドアを開けたままにすると、暫くしてまたチョビは戻ってきた。そして今度は布団の上に乗ると毛繕いを始めた。「コイツよく俺の後付いて来るんだ…トイレ入ってても開けろってするんだぜ」と言うと、すずは「チョビちゃんよっぽど晃君の事が大好きなんだね…私と同じだ」と言った。
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