すずが「えっ?晃君とお父さん知り合いなの?」と言った。俺は「知り合いも何も釣り仲間だよっ」と言った。「そう言えば名乗ってなかったな」「そうですね…俺いつも親父さんて呼んでたから…凄ぇ驚いた…」「俺も師匠って言ってたしなっ」「へぇ…そうなんだ」とすずも驚いていた。「お父さん…師匠って?」「ああ…晃君は俺の釣りの師匠なんだよ」と言いすずは「そうなんの?」と聞いた。「ちょっと教えただけだよ」と言うと「へぇ…」と言った。そこへ母親も来た。親父さんが説明すると「まぁ…そうだったの」と驚いた。最初の緊張が嘘の様に消え、話しは盛り上がり「晃君なら」と公認を得た。夕飯も頂き帰る事に。「晃君…大丈夫?」「うん…ちょっと飲み過ぎたけど」「でも…良かったお父さんが晃君を気に入ってくれて…」「まさか親父さんがすずのお父さんだとは驚いたわ」「フフ…お父さんも楽しかったみたい」と言った。…それから俺はすずにも釣りを教えた。最初は魚に触れず「キャーキャー」言っていたが、3回ほど行くと慣れた様だった。
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