「それだけじゃないって?」と聞くとすずは続け「晃君その後ずっと荷物持って心配しながら、おぶってくれた先生と一緒に家まで運んでくれたの」と言った。「あ~っなんとなく覚えてるな」と言った。「重たいのにずっと荷物持ってくれて、先生が大丈夫か?って聞くと大丈夫ですって言って、落ちてた枝を杖にしていっぱい汗かきながら運んでくれたんだよ…その時からだよ…晃君の事好きになったの」と言った。「へぇ…その時からなんだ?」と言うと「うん」と嬉しそうに言った。「後コレっ」「ドッヂボール大会?」「うん…この時は晃君凄い活躍した…」「そうだっけ…でも負けたよね?」「うん…クラスは負けちゃったけど、最後まで晃君残ったんだよ」「そうだっけ?」「うん…で、何度もボールキャッチして攻撃に移ると、5人か6人を一発でアウトにしたの…凄い格好良かった」「何か照れるな…でも最後は力尽きて、転んだ所でやられたよね?」「うん…あの時凄い悔しがってた…」「ははっ…何か思い出した…」と言った。
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